もう一度君にプロポーズの主題歌(jujuただいま)
くも膜下出血で倒れた妻。 手術後、意識を取り戻した妻は、5年間の記憶を失っていた。
5年前に出会った夫のことも、自分が結婚したことも思い出せない妻。 大好きだった、目の前にいる夫は、知らない男になり、 知らない男と一緒に暮らすことに戸惑う妻は、 夫婦で暮らした家を出て、実家に戻ってしまう。
という感じで始まった『もう一度君に、プロポーズ』が終わりました。
再放送で観た『流れ星』の竹野内豊が猛烈に格好良くて、 妻役の和久井映見も大好きな女優さんなので見てましたが、 劇的な導入部分と反比例して、ストーリーはまったり進み、 心情の変化は丁寧に描かれていたけど、 想像通りに進んでいく展開は物足りなかったかな。
和久井映見の弟(山本裕典)以外はみんな良い人だったし。 途中、和久井映見の元彼(袴田吉彦)が登場したり、 竹野内豊の同僚(倉科カナ)が竹野内豊を好きになったり、 「二人の間を邪魔するか」と思わせる展開もあったけど、 袴田吉彦も倉科カナも、ちょ〜良い人で終わりました。 そして最後は弟(山本裕典)も。
竹ノ内豊の父親(殿下(小野寺昭))もいい人だったな。 血のつながった親子ではなかったけど、理想の父と子でした。 優しいところは竹ノ内豊とそっくり。やっぱり優しい男はいいね。 ラストで自分を捨てた母親と対面するんだけど、 そこでもやっぱり優しくて、優しすぎるくらい優しいの。
もし、私が妻の和久井映見だったら・・・。 目覚めたとき、たとえ、記憶を失っていたとしても、 目の前に竹野内豊がいたら、迷わずガッツポーズすると思う。 あの声で、名前を呼ばれたら、それだけで失神しそう。 だから、夫を拒む和久井映見が理解できなかった。 いやわかるけど、顔じゃないけどね、でも〜竹野内豊だよ。
もし、私が夫の竹野内豊だったら・・・。 へこむ。 さっきまでたくさんの愛情を注いでくれていた人が、 何の前触れもなく、突然つれなくなるなんて、悲しすぎる。 なんかさ、失恋ならなんとなくわかるじゃん。 徐々に徐々に別れが近づいてくる感ってあるから。 でも、この悲しみは、失恋とはまた違う。 突然、突然なんだもん。 どのくらいへこむか想像できないくらいへこみそう。
一番好きなシーンは5話のラスト。 元彼と会ったことを思わず夫に隠してしまった妻は、 その嘘がばれたとき、何とも思ってなかった夫に対し、 申し訳ない気持ちを感じ、その気持ちに戸惑いながら どう言い訳していいかわからず、泣き崩れてしまうところ。 表情だけで戸惑いを表現する和久井映見が素晴らしく、 そして、やっぱり優しい竹野内豊が切なかった。
嘘がばれたときって、責められたほうが楽なんだろうな。 優しくされたら、自分を責めるしかないもん。
【ドラマ】2012年冬春ドラマの感想
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