はじめてのまっきぃ。
この日、私の日記に初めてまっきぃの名が出てきます。
当時、絶対にライターになるんだ!と、意気込んで入学した専門学校で、私は一人ぽつんとしていました。
4月の中旬から、新入生を対象としたオリエンテーションは開かれていたのに、なぜだか私は、誰にも話しかけることなく一人でいました。
ただひたすら高校時代のことを懐かしく想い、突然の環境の変化に戸惑っていました。ピアスしても、髪を染めても、ネイルを塗っても、もう誰も叱らない。突然の自由。すべては私のセレクトで、私の責任。そのことにおびえていたのかもしれません。
そんな中、5月に入りやっとクラス単位での授業が始まり、ある授業の中で、一人ずつ前に出て自己紹介をすることになりました。
みんなの注目を浴びたのが、18歳の私たちの中で唯一の22歳の彼でした。一念発起してこの学校に来たという彼は、私の目にはずいぶん大人に見えていました。
それがまっきぃです。
でも、このときは単なるクラスメート・・・というか、「22歳で学校に入り直すなんて、すごいなぁー」っていう気持ちだけでした。
そして28日。 この日は、初めてのクラスでの飲み会でした。 幹事はまっきぃ。 彼は自分が楽しむよりも、忙しくみんなの世話をしていました。
その帰り道、酔っ払ってしまった女の子を、帰り道が同じ方向の私とまっきぃとで送り届けることになり、みんなと分かれ歩いていました。まっきぃが彼女をおぶって、私が二人の荷物を持って。
ふとみると、まっきぃはあまりにもやさしく介抱していました。幹事だから責任があったにしろ、私は、ここにいては邪魔なのでは?と思うぐらいに。それを見て、胸の中でもやもやするものが生まれました。
今思えばそのとき初めて、まっきぃを男性として意識するようになったんだろうなぁ。
ただ、このときすでにまっきぃのハートの中には、このときの介抱した女の子が住んでいたんです。
そんなことを知る由もない、私の想いは、出足から雲行きの怪しいものでした。
ゆう☆の結婚体験談1月31日
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