結婚式の誓いのキスは3秒で!笑顔の結婚式
とっても遅くなりましたが、結婚式のことを書きます。 とってもとっても長くなってしまいましたが、宜しくお願いします☆
2007年7月28日。
実は前日の夜とても悲しくつらい出来事があり、とても結婚式を挙げられるような気持ちではなくなってしまっていました。 彼には 「さとこのためにみんな来てくれるんだから、 さとこが元気出さなくてどうするんだ!?」 と叱られましたが、どうしても気持ちは落ち込むばかり。 そして、20年ぶりくらいに母にしがみついて泣きじゃくりました。。。。
そして、とても気持ち良い晴天の当日を迎えましたが、どうしても笑顔になれず目は泣いてパンパンに腫れ家族に 「花嫁がそんな顔してちゃだめ!」 と言われ、励まされ、何とかお昼頃には元気を取り戻せました。
そして、みんなでお昼ご飯を食べ、13時30分に式場へ向かうタクシーが到着する予定だったので、みんなで準備をして。 タクシーが着く直前、父と母と姉に挨拶をしました。(三つ指ついて) 今までの感謝とこれからの期待と不安とを語り出すうちまたまた花嫁さとこは涙がぽろぽろ。 父は目を真っ赤にし、母はめっちゃ笑顔で、姉もぽろぽろ涙をこぼしながら挨拶を聞いてくれました。 そして、3人からそれぞれ「体に気をつけて。」「喧嘩はしてもいいんだよ。」「ありがとう。」と言葉をもらって、さあ!出発です! 父が 「チーム○○家(私の旧姓)今日は笑顔でがんばるぞ〜!!」 というと母と姉と私で 「おお〜!!!!」てなぜか円陣を組む家族。おかげで元気に出発できました。
そして、式場に着き、控え室でメイクが始まりました。 しばらくすると、彼も到着し、彼はまずは祝電のチェックです。 なんと!祝電の中にアンパンマン電報があって、かなり興奮。 (ずっと欲しかったのです!!!) それは姉のお友達で私を妹のようにいつも可愛がってくれた方からの電報でした。 そんな思いがけない祝電だけでも泣きそうになる私でした。
そして、順調に花嫁と花婿が完成し、カメラマンさんやビデオ撮影の方も登場し、撮影タイムになりました。 それが終わるとチャペル挙式のリハーサルです。 このとき父と母は初めて私の花嫁姿を目にしたわけですが、ふたりとも 「いやいや〜あらら〜花嫁さんね〜」 と笑顔で不思議な感想(?)を述べてくれました(苦笑)
私たちの挙式に来てくれた神父さんはティムというとても明るくて笑顔がかわいい方で、実は彼が模擬挙式を見たときにティム神父を見て 「あの神父さんいいわ〜すごい好きだわ〜」 と言っていたのを式場の方が覚えていてくれて、特別にお願いをしてくれたそうなのです! なんとありがたい。 (余談ですが私はこのティム神父のおかげで終始笑顔で挙式を終えることができました。) そして、リハーサルを終え、親族紹介の時間です。続々と入ってくる親族。 10年ぶりに会う従兄や叔父叔母もいたので、めちゃくちゃ興奮してしまいました!!! 「あ〜!おばちゃ〜ん久しぶり〜!!!!!」 てな感じで^^;
そして、親族紹介・親族写真撮影が終わると 「さあ。本番ですよ!」と式場の方。 「どへ〜!!!!!! もうですか?もうですか!?」 とにわかに焦る花嫁。あ〜始まったら終わっちゃうなあ。。。。という不思議な寂しさが胸に込み上げてきました。 チャペルに入場するとき、実は父も私も泣くかな?と思ったのですが、案外入場前も 「いよいよだね〜。楽しくいこうね!」 と二人すごく楽しくなっていて、明るい表情のまま入場することができました。
そして、挙式が始まりました。 リハーサルをしたけれど、やっぱり色々手を組むところとか忘れていて何度もティム神父にジェスチャーとウィンクで指示を出してもらいました(苦笑) そして、指輪交換では大方の予想通り「入らない・・・・」と彼がかなり困惑の表情を浮かべたので、母と姉の「くすっ」という笑い声が聞こえてきました。 (彼の指にはすんなり入ったのです)
そして、結婚証明書に署名するのも、事前に 「2007年て書いてくださいね。」 と言われていたのに、思いっきり彼は 「19年」 ておい!平成かい!?西暦だっちゅーの! と書き間違え、横から私が「2007て書くんだよ」とこっそり教えると、19を無理やり2007に書き換えたのでした。。。。。
そして、賛美歌を歌って退場し、最後ドアの前で二人向き合い神父様が 「You may kiss the bride!(新婦にキスを!)」 と言い誓いのキスをするとドアがぱ〜っと開いてすごく印象深いシーンになるはずが、 彼は思いっきり 「あれ?手袋ってどうするんだっけ?しまうんだっけ?」 とごそごそしているうちにタイミングを逃し、ドアが開く〜・・・私が小声で 「おいおいキスだよキス!」 と突っ込むと、慌てておでこにチュ〜としてくれました。 (ここでの式場の方からの指示“キスは3秒で!”は守れたようです) は〜やっぱり私たちはドタバタ夫婦だなあと改めて感じました。
そして、フラワーシャワーをして、場所を変えてウェルカムパーティーとやらの時間です。 披露宴までの時間にちょこっとパーティーの時間があってみんなで写真を撮ったり飲んだりおしゃべりしたりできるのです^^ 友達みんなおめかししていてすっごくかわいくなってて、その姿に私はまたニコニコ笑顔になったのでした。 そして、彼のウェルカムスピーチがあり、いよいよ(!?)ブーケトスです! まさか自分がブーケを投げる日がこようとは・・・という不思議な思いと 彼の「ちゃんと投げれる?」という不安と、 みなさんの「3・2・1」というカウントダウンとともに、ブーケは私の手を離れキレイな曲線を描いて一人の友達の手元にストンとおさまりました。
実は受けとって欲しいと思っていた友達だったので、本当に私も嬉しかったです! 幸せになってね!
そして、写真撮影タイムやそれぞれの友達・仲間の紹介タイムが終わりいよいよ披露宴であります!
披露宴が始まって、メインテーブルに座ってもどこか夢の中のようで 「本当に結婚式してるんだよね・・・?」 と彼とふたりで「実感がない〜」を連発。 乾杯の前に司会者さんからプロフィール紹介も兼ねてインタビューを受けたのですが、ここでテーブルに用意されているはずのマイクがない。。。。 「ご新郎様その右手にあるリボンのついたマイクを取ってください!」 と司会者の方にしきりにいわれるのですが、 「・・・・・これってどうみてもケーキカットのナイフだよねえ・・・・?」 と、とりあえず持ち上げる彼。が、やっぱりナイフ・・・・。 「あれ!?申し訳ないです!今からマイク持っていきます!」 と慌てる司会者さん。 笑いがわきあがる会場。 いや〜なんとも思い出に残るマイク事件でございました。
そして、乾杯のご挨拶と御発声を彼の上司の方からいただいて、宴の始まり始まり〜☆
みんなが楽しそうにしゃべって笑って食べていてくれる姿を眺めていると、 「ああ、これが私の幸せなのかもしれないなあ。」 と感じました。
次に彼の叔父様からスピーチをいただきました。 彼の育ったふるさとのすばらしさを熱く語ってくれました。 が、途中で酔いがよい具合に回ってきてしまったらしく、彼が 「やばい叔父ちゃん話がまとまらなくなっている・・・・」 と苦笑い。それでも、元教師の話術は素晴らしかったです!聞きやすくわかりやすくて、彼のふるさとのこと、彼のことを皆さんにわかっていただけたと思います。 次は私の叔父のスピーチです。 地震の影響で来れなくなった伯父に代わってスピーチを急遽引き受けてくれた叔父。 彼の叔父様のスピーチがやや長かったこともあり、叔父は何とか文章を短くしようと試みたらしいのですが、うまくいかず本人は 「失敗だ〜(泣)」 と後悔しまくっていたらしいです。 いやいや叔父ちゃん。 神父さんの物まねを取り入れて笑わせようとしてくれたり、優しく「さっとこちゃん」と懐かしい言い方で呼びかけてくれたり、スピーチまで大好きなビールを飲まずに我慢してくれてたり、それだけで私は嬉しくて幸せだよ!!本当にありがとう!
そして、友達とまた写真タイムなどがあり、ケーキ入刀のお時間でございます! 「ケーキの真ん中あたりを狙ってください」 というアバウトな指示で、ちょっとドキドキしながらのケーキカットでした。 ちゃんとできてよかった。ふ〜。 生まれて初めてあんな数のカメラに狙われてしかも携帯でも撮られて、芸能人て大変だね! とわけのわからない感想を述べ合う私たち。 ファーストバイトということでお互いにケーキを食べさせあい、ケーキタイムも終了。
そして、もうお色直し退場の時間になりました。 退場は私も彼も自分のお母さんとお姉さんとすると事前に決めてはいましたが、本人達には内緒にしていました。 なので、母は思いっきりくつろいで食事を楽しんでおり、司会者の方に 「お母様!どうぞ前へ!」 と言われ、みんなの注目を浴びた時には目が点、口がもぐもぐしていました。その姿を見て大笑いしていた姉もまたパンを一口食べたところで 「お姉さまもお願いします!」 と言われ、また目が点、口もぐもぐ。。。。。 後で母と姉に「なーんであんなにタイミング良く人を呼びつけるの〜!?」と言われましたが、それもまた記念ですね^^
中座の時には、ブライダル新聞を配ってもらったり、私たちにメッセージをもらおうとメッセージカードを配って書いてもらったり、ビデオの方が色んな方にビデオレターをもらったりと、してもらいました。 (メッセージカードは何度も何度も読み返してはウルウルいまだにしています)
そして、再入場です。 それぞれのテーブルを回って写真撮ったりおしゃべりしたりしたかったので、再入場とともに各卓を回ることにしました。 このとき、金色のりんごの入れ物に入ったドライアイス(幸せのリンゴ)とLEDキューブ(幸せの種)を配りました。 これは、フェアリーアイスキューブという演出で、それは水の中にドライアイスとLEDキューブを一緒に入れると、スモークがもくもくと出て水の中では化学反応を起こしたキューブがくるくる回転し、発光するというものなのです。 そして、発光する色は6色あったのですが、そのうちの1色を当たり色にしましょう!というプランナーさんのアドバイスで、赤を当たりの色にしました。
もっと、テーブルラウンドは時間があるかと思ったのですが、案外写真を撮ったら 「はい!次!」「はい!次!」とせかされて、あまりゆっくりできなかったのがちょっと残念です。
そして、すべてのテーブルを回り終えると、いよいよ演出のはじまりはじまり〜。 私たちのテーブルにも大きな花瓶のような水が入った器が用意されていて、みんなで一斉にドライアイスとキューブを水に投入!!!
お〜〜〜!!!! 光ってるスモーク出てる! 回ってる〜〜〜〜!!!!
面白かったです。そして、私たちのテーブルと同じ赤に輝くキューブのテーブルのみなさんに前に出てきてもらって、当たりの景品を渡しました。 (景品は彼の故郷の銘菓でございました)
そして、一息つくとすぐ、「ケーキをみなさんにお配りしましょう〜!」ということで、彼はギャルソン風なエプロン、私はフリフリエプロン姿になり、パティシエさんが切り分けてくれたウェディングケーキをみなさんに渡していきました。
そして、それも終わりまた一息つくとすぐ、「花束贈呈のお時間です。」ということで、もうラストでございます。
ずーっと楽しい楽しいと笑顔だった私ですが、花束贈呈時に母に花束を渡そうとしたら 「おめでとう。良かったね。みなさんにおめでとうって言ってもらえて、みなさんに喜んでもらえて、本当に良かったね。」 と言われて、はい。 顔ぐちゃぐちゃにして大号泣しちゃいました (TДT)おかあさ〜ん!
最後に彼のお父様から素晴らしいご挨拶をいただき、いよいよ彼のめっちゃ気にしていた謝辞ターイム! (途中カンペを見ている姿を私の友達にしっかりと目撃されておりました。)
そして、見事に途中台詞ぶっとんでました(きゃ〜) 彼の同僚から「がんばれ!」と激が飛んだのですが、どうにも真っ白になってしまったらしく、途中できっぱり男らしく!?
「すいません。言いたいこと全部飛んじゃいました。」
と告白すると、みなさんからは温かい励ましと笑顔をいただけました。
「えーとにかく!今日はたくさんのお祝いの言葉と温かい笑顔を いただき本当にありがとうございました! 皆さんのおかげで今日を迎えることができたと本当に感謝しています。 まだ未熟な僕らではありますが、これからも温かく見守ってください!」
と何とか無事終了〜。 後で聞くと 「いや〜親父と言葉がかぶってたから変えようとしたらダメだった〜。」 らしいです。 まあ、それが彼らしい謝辞だったかな?と今は思っています。
そしてみんなをお見送りです。 (お見送りBGMはSMAPさんの「ありがとう」にしました。) スピーチをしてくれた叔父に思いっきり抱きつかれたり、弟のような同僚とも抱き合ったり、昔は絶対泣かなかった友達が子供産んで変わったのか「さとこ〜めっちゃいい式だったよおおお〜」と目をウルウルさせたのを見て私もウルウルしちゃったり、前日の悲しい出来事が頭のどこかに引っかかっていたのをとある友達の顔見たら何か安心して号泣しちゃったり、最後の最後まで忙しかったです。
控え室でドレスを脱いで、食べれなかったお食事をいただきました。 「あ〜終わっちゃった〜。もうここにも来ないんだね〜。次の目標どうしよう〜」 とふたりでしんみりしていると、プランナーさんに
「さあ!次は長女誕生ですよ!長女誕生!!! なんでかわかんないけど、長女ですよ! おふたりは長女ってかんじですから!」 と次の目標を設定され、式場を後にしました。
式が終わって、改めて支えてくれたたくさんの人たちの存在を感じました。 ふたりだけでは、きっとあんなに楽しい一日にはなりませんでした。 それに、式場の評判もとてもよく、スタッフの方々の対応もとても良かったとみなさんがおっしゃっていて、この式場を選んで良かった!とも思いました。
式が終わって、家族や友達からもらった写真を見ると、本当に楽しそうに笑う彼と私。
でも、それ以上に来てくれた友達や親戚が楽しそうにしているのが、本当に嬉しかったです。 彼の同僚も 「ごめん。めちゃくちゃ楽しみすぎて飲みすぎた〜」 と言っていたらしいですが、それだけ楽しい雰囲気にできていたのなら、それはとても嬉しいことだと思います。
そして、何より来てくれた方々からも 「すっごく楽しかった。ありがとう。」 というお言葉をいただけて、本当に嬉しかったです。
結婚式を迎えるまで、たくさんの方に迷惑もかけました。 嫌な思いをさせてしまった方もいると思います。 本当にごめんなさい。
でも、二人が願っていた通り、アットホームで笑顔溢れる結婚式にできたかな?と自己満足で申し訳ないですが、そう思っています。
大変なこともたっくさんあったけど、全部ひっくるめて今は 「やってよかった。頑張ってよかった。」 と思っています。
人生で一番よく笑った日でした。
人生で一番人の温かさを感じた日でした。
ほんとーーーーーーーに!!
結婚式たのしかったです!!! ありがとうございました!!!
7月12日
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