結婚奮闘記

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プロポーズからトントン拍子に進まない

プロポーズされたら、トントン拍子に事が進むかと
私は思っていました。

が!

ちーっとも進みません。

一番最初に報告をした母からは
「それでいいのね?決めたのね?本当にいいのね?
 まだまだ2人でよく考えなさい。」
と言われ、
(反対ではありませんでしたが、祝福ムードのかけらもなく、やっぱり認めてはもらえないんだなあと寂しく思いました。)
彼からも
「もう少し色々準備(事故の話し合いとか心の準備とか)
 できるまでご両親への挨拶は待って欲しい。」
と言われ、いきなり未来をさえぎられたような気持ちになりました。

そんな気持ちのままぶ厚くて重い結婚情報誌を買ってしまったらば、その情報の多さに何が自分に大事で大事でないかもわからなくなり、
「みんなはこうやっている」という例をみれば、そうしなくちゃと思ってみたり、
一人フル回転の空回りをグルグルグルグル繰り返してました。

ただでさえ土日休みの私と土日関係無しのシフト勤務の彼とでは休みが合わないのですが、何の因果か9月10月はほとんど休みが合うことがなく、たまに休みが合っても今度は親が法事だなんだと用事があったり。。。。。

「これって縁が無いってこと!?」

と一人凹んだりもしました。

何も進まない状態が長く続くと、今度は母と姉が
「彼は挨拶に来るの?本当に結婚するの?」
と不思議がりだし、また私はその発言に焦ったり。
おそらく私の中には物凄く
「親に気に入られなければ!親に良く思われなくては!親の思うようにしなくては!」
という思いがあって、普段は気にしないであろう、結婚情報誌のマニュアルをやたら気にしすぎてしまっていたと思います。

たぶんその頃は、口を開けば
「結婚。結婚。」
と言っていたと思います。
気が長く穏やかな彼もさすがに嫌気がさしたのだと思います。
ある時電話で
「ねえ、最近“結婚”の話しかしてないよねえ。もうちょっと目先変えてよ。
 俺は俺でちゃんと考えてるんだからさあ。俺を信じて待っててよ。」
と言われ、さらに
「結婚決まってからさとこ全然楽しそうじゃないよね?そんなんで結婚したい?」
そうため息まじりに言われた時には、かなりの衝撃を受けました。
焦りに縛られて、彼の不安や戸惑いに耳を傾ける余裕が持てなくなっていたんですね。。。。

「わかりました。もう何も言いません。ごめんなさい。」
それだけ言って私は電話を切りました。


彼からハッキリと言われたことで、自分と彼のことを見つめなおすことができました。

一人で勝手に考えて、じたばたして、視野が狭くなって、焦って慌てて怒ってわめいて。
そんな自分がすごく恥ずかしかったです。
(書いていてもかなりお恥ずかしいです。)
そして、そんな私を冷静に見つめ、受け止めてくれた彼は本当に大きくてすごい人だなあって感じました。

辛かったけれど、彼の一言で
“結婚”がしたいんじゃなくて
“彼と結婚”がしたいんだよな。
と原点に返ることができたと思います。

さとこの結婚体験談1月7日



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