結婚奮闘記

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父は困惑、結婚は2人だけの問題じゃない

突然ですが、私の父親(61歳獅子座O型)はとっても困った人です。
もちろん育ててもらったこと、好きなことを何でもさせてもらえたことなど、感謝していることはたくさんあります。が、そんな有難い気持ちを忘れてしまうほど、困った行動を取る事が少なくありません。

わがままで小心者で内弁慶でせっかちでお酒を飲むと気が大きくなって、怒鳴って、普段のうっぷんを一気に吐き出して、母に喧嘩を売って、暴れて、物にあたって。。。。この28年間で「こんな家いらない!こんな親ならいなくていい!」と何度本気で思ったことか。数え切れないです。

プロフィールにも書きましたが、私の結婚願望のなさは、大いに父が関係していたと思います。「誰かと一緒にいるわずらわしさより、一人の寂しさを選ぶ!!」彼と出会うまで、本気でそう思っていました。(ですが、今自分は結婚に向かっている…。それが時々不思議でたまりません。)


10月なかばを過ぎたころ、彼が挨拶に来てくれる日が決まりました。

父には彼が挨拶に来る1週間前に初めて結婚を考えている人がいることを伝えました。「そうか。わかった。」とその場は冷静だったのですが、私がその場を離れると、母に「ど、どんな奴なんだ!?」と聞き、姉には「お、お父さんはど、どんな態度で臨めばいいかな?な、なんて返事すればいいかな!?」と聞きまくり…。

うろたえぶりがそれはそれは凄かったらしく、母は苦笑いで姉は大爆笑したらしいです。
ひととおりうろたえ騒いだ後で父が私に話に来ました。
「さとこはどうなんだ?その人と人生を共にしたいのか?」

という言葉から始まり、父の結婚に対する思いを話してくれました。

「さとこが選んだ人なのだから、間違っていない正しい人だとお父さんも思う。それはさとこを信じているから大丈夫。ただね、お父さんは、娘を嫁に出すとかは思わないし、お嫁にいったからといって、さとこが娘でなくなるわけじゃないんだ。お父さんには息子が増えるわけだ。家族が増えるわけだ。だから、彼や彼のご両親にも両親や家族が増えると思ってもらえたら嬉しいなあ。うん。うん。」

一言一言かみ締めるようにゆっくりと話してくれました。

その父の言葉を聞いて、「結婚=増える事」なのだと思えるようになりました。
そして、結婚は2人だけの問題じゃない。
親やみんなを幸せにできて、初めて私たちも幸せになれるのだ。
と思うようになりました。

一瞬
「困った人だけど、お父さんはお父さんなんだなあ。大きいなあ〜。」
と感動したのですが、やっぱり小心者の父は、彼が来る日まで母と姉を
「ど、どうしたらいいんだ!?」
と質問攻めにするのでありました(苦笑)

2007年4月4日

さとこの結婚体験談1月5日



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