結婚奮闘記

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彼が私の両親に挨拶、結婚の許しを得る

何だか気忙しい毎日です。
住むところがなかなか決まらず、気持ち的に落ち着きません〜。
家探しについては彼にまかせている部分が多いので、彼も毎日お疲れです。
仕事も忙しいのに、頑張ってくれています。本当に感謝です。

忙しくて周りのみんなに気を配れなくなっている自分に凹んだり。
みんなを大事にしたいと思うと、自分が倒れそうになってしまったり。
かといって、自分ばかりを優先させたら友達に申し訳ないし。。。。
毎日不思議な夢ばかり見て、それはそれで楽しいのだけど、寝たのか寝てないのかわからない目覚めです。
疲れがたまると口の中が荒れてくるので、今は舌とかほっぺとか違和感があって
食べたいのに食べれない〜食べないと体力が落ちちゃう〜とジレンマです。


と、私の近況はさておき。
彼が挨拶に来てくれた時のお話しをします。


2006年の11月5日(日)に彼が挨拶に来てくれることになりました。

いきなり「結婚したい」ということを話すのではなく、まずは「結婚を前提にお付き合いしている」ことと、11月末に2人で彼の故郷に行ってご両親に会うということを報告することにしました。

2時近くにものすばらしく緊張した彼が、父へのお土産の日本酒(父の好物)を持って、着慣れないスーツを着てやってきました。
既婚の友達に、経験談を聞いたときに、「彼はきっとすっごく緊張すると思うから、さとこがリラックスさせてあげてね!」というアドバイスをもらっていたので、何とか笑わせようとするのですが、反応がにぶい。。。。

玄関先で母が
「あら〜はじめまして。さとこの母ですぅ〜」とわざとらしく(前日も仕事で会っている)明るく出迎えても、口の端っこで笑うだけで目は笑っていない・・・。心配顔の私のほっぺを「大丈夫。大丈夫。」と言いながら軽くつねった彼の手はこれまた冷たかったのでした。

いざ!出陣!とばかりにリビングのドアを開けると、これまた緊張したおももちの父が立っていました。

父:「やあどうも。」
彼:「は、はじめまして!えっとこれお土産です!
   お酒がお好きということで、あの、どうぞ!」(お酒を差し出す)
ておい!Σ( ̄Д ̄")
自己紹介もしてないのに、いきなりお土産渡してどうすんねん!!?とみんなで爆笑。

まあ、そんなこんなでにこやかな雰囲気で始まった父と彼との初会談。

彼が自分の経歴や、自分の家族、仕事、私と出会ってから付き合うまで、そして結婚を考えていること。これからのこと。11月末に一緒に北海道に行って、両親に会うこと。をたどたどしくも一生懸命に話してくれました。(途中何度か私が助け舟を出しましたが)ひととおり彼が用意してきたすべてのことを話し終えると、父は「ふむ〜。」と一言。そして、沈黙。。。。。。

「何を言われる!?」と彼も私もドキドキしていましたが、なかなか父は口を開きません。
みかねた母が「で、いいんですか?このままお付き合いを続けても?」と声をかけると、「まあ〜〜〜〜。いいんじゃない?お互いに好きならば。もういい歳だしね。反対したところで、2人の気持ちが変わるわけじゃないだろうし。。。。まあ、お茶でも飲みなさい。」
となぜか彼にお茶をすすめる父。

彼がお茶を飲んで一息ついたところで、今度は父が
「僕もね。」
と自分の話を始めました。

父も彼と同じように20歳で故郷の新潟を離れ名古屋に来たことや、その時の不安な気持ち。母と出会って、結婚するまでの話。初めて母の両親に会ったときの緊張した思い出。母の両親に言われた言葉。母と2人で思い出話をするかのように、私たちに聞かせてくれました。

「だからね〜すごく君の不安とか緊張とかがわかるんだよ〜。まだまだ緊張してるだろ。」と父が笑顔で彼に話し掛けてくれたとき、やっと彼の表情が柔らかくなった気がしました。

「とりあえず、反対はしない。ただ、さとこが君のご両親に気に入っていただけるかはわからない。まずは、2人で北海道に行って、ご両親にお会いして、それからまたいらっしゃい。」

ということで、にこやかでなごやかな雰囲気のまま約1時間の会談無事終了。

父も彼を気に入ったというか、「真面目そうな良い子だね。」と言ってくれ、ほっとしました。それを彼に伝えると、彼もすごく安心したようでした。

その夜彼から「記憶に残る一日でした。お父さんに“わかるよ”って言って貰えてすごく嬉しかった。今までは挨拶が一番の大イベントだと思っていたけど、終わってみてまだまだこれからだな。という気がしてきました。これからも一緒に頑張ってひとつずつ乗り越えていこうね。」というメールが来ました。

やっと未来への一歩を踏み出した気がしました。


次は私が北の大地で頑張る番です。

さとこの結婚体験談1月4日



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