結婚したいけど、今は考えられないと言う彼
2004年の12月は悲しい事が2つありました。
1つは大事な人の死。
1つは彼の交通事故です。
この2つを経験したことによって、私はかなり考え方が変わったというか、自分がどれほどの物、人に守られて生きているのかがわかりました。明日も自分は生きているって思うから、人は悩めるし、苦しめる。でも、人の命は次の瞬間にはどうなってしまうかわからない。だとしたら、なるべく楽しく明るく生きていきたい。
生きて“いく”ことの意味を探す前に 生きて“いる”ことが何より大事なんだな。 自分が生きていることが嬉しい。
大好きな人たちが、たとえ遠くに離れていても、地球のどこかで今日も元気に生きていることがすごく嬉しい。そんな風に思えるようになりました。
そして、前よりも彼の存在の大きさを感じることができました。そして、彼の最期には私もそばにいたい。私の最期には彼にそばにいてほしい。「彼と家族になりたい。」そう思うようになりました。
それからは、毎日のちょっとしたことでも嬉しくて、いとおしくて、涙がうるるとしてくるようになりました。
失ったものはとても大きく、私や彼の心に大きな傷跡を残したのはまぎれもない事実です。でも、それは大事な物や人が残してくれたものだから、自分達の足跡として、これからも大事にしていきたいと思っています。
そして、2005年が始まりました。 2人で迎える初めてのお正月に初詣。 彼がひいたおみくじに「恋愛:この人を逃すな」というありがたーい(?)お言葉があり、2人で大爆笑しました。
※私は2日連続で、まったく同じ番号の同じおみくじをひくという偉業(?)を成し遂げました。
2005年に開催された万博の最終日に会場に帽子を忘れてしまった私。その帽子を見つけようと、私の知らない間にあれやこれやと頑張ってくれた彼。 「頑張ったんだけど、見つけてあげられなくてごめんね。」 と言って落ち込んでいた彼の顔を見て 「いい人だ〜。この人を幸せにしたい!!」 と思いが芽生えました。
彼に幸せにしてほしいのではなく、私も彼を幸せにしてあげたい。 誰かの喜びが自分の喜びにもなることを知りました。
そんな日々が続き、段々と私は彼を 「結婚する人」 として見ることが多くなりました。
が、彼は 「俺はさとこ結婚したいと思ってる。 結婚するなら、さとこしかいないと思ってる。」 とはいうのですが、 「事故のことが片付く(保険の交渉とか色々)までは、結婚は考えられない。ごめん。」と言って、結婚の話を避けるようになりました。
*あまり幸せそうな奮闘記でなくてごめんなさい(><) しかも、結婚まではまだ遠いです。。。。
さとこの結婚体験談1月11日
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