結婚奮闘記

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母も彼もどちらも大事、どちらも失いたくない

「親子の縁を切ります。」

母の言葉は時に核心をつき、時に人の心に深く突き刺さるのです。
その言葉も、かなり私の心に突き刺さりました。

彼とのことを反対されたことがショックなのか。
親子の縁を切られてしまうことがショックなのか。
もう何がなんだかわからなくなりました。
ただ、頭が真っ白になったのだけは覚えています。


彼には
「お母さんに話したから。反対はされなかったよ。」
とだけ伝えました。
彼からは
「良かった良かった。これからも仲良くやっていこうね!」
という明るい返事。

この2人の温度差が、後々の喧嘩の火種になるのでした。


母に打ち明けてからも、母の態度は何も変わりませんでした。ただ、前よりも「彼と出かけるから」と言い出しにくくなってしまいました。いつも出かける時は見送ってくれていた母が、見送ってくれなくなったのは私の思い過ごしではなかったように思います。

「勝手にすれば」

無言でそう突き放されているような切ない気持ちになりました。


彼と母親。

相手が好きならば、親の言うことなんて関係ない!と突っ走ることが、本当に相手を好きだということなのだろうか?彼も、親も、みんなに笑顔になって欲しいというのは自分のわがままだろうか?どちらも大事で失いたくはない。どうしたらよいだろうか。と毎日のように悩み考えました。

母が反対している理由の一つには
「まださとこ自身に迷いがある。本当に彼で良いのか?て不安があるでしょ。
 だから私は反対なの。
 “この人しか!”て決意がさとこにないうちは、私は結婚には絶対反対です。」
というのもありました。

でも、その不安も親に反対される相手だから私が不安なのか?
私が不安だから反対されるのか?

卵が先か?ニワトリが先か?というような答えのない堂々巡りの考えが頭から離れなくなっていました。そんな状態なので、時にはのほほんとしている彼に八つ当たりしてしまったり「もっとしっかりしてよ!」て一方的に責めてしまったり。。。。

そんな私の至らなさから来る喧嘩を月に1度はしていました。

そのたびに彼は辛そうで悲しそうで、
「俺といたらさとこは幸せじゃないね。別れようか。
 さとこが自然に笑顔になれる人と付き合いなよ。」
と言われてしまった事もありました。

揉め事が続いたある時。
毎日暗い顔とため息ばかりの私を見兼ねた姉に「好きならさ、腹くくりなさい!それほどの覚悟もないなら別れなさい。」と叱られました。

別れる勇気も、付き合い続ける覚悟もない自分。

好きだけじゃ不安に勝てない。
好きだけじゃ誰も幸せにできない。
好きだけじゃだめなんだ。

出口の見えない迷路に迷い込んだような気持ちでした。

*実はわたしがももカフェと出会ったのはこの頃でした。
 ももカフェとの出会いもまた、母が作ってくれたのかもしれませんね^^

さとこの結婚体験談1月12日



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