うつ状態〜彼の前で大泣き
8月の日記に友人の前で泣いた事を書いたけど、実はその数日前、彼の前でも大泣きしました。
ちょうどこの日は、翌日彼が休みを取れることになり、タイミングよく私の休みと重なり、お得なプランで某ホテルの予約も取れたので、一緒に泊まることになりました。彼のほうが早く仕事が終わったので、先にチェックインして部屋で合流することに・・・。
でも、私は・・・。接客中に、前から何となくおかしいなと感じていた事(接客中の手や声の震え、息苦しさ)にハッキリと気付き、そんな自分の異変に驚き、恐怖を感じ、そして悲しくなり、接客を終えた後も、しばらはく頭の中がパニックしていました。仕事も手につかない状態だったので、3日後にブライダルフェアを控えて忙しい中、手伝いもそこそこに退社し、彼の待つホテルへ急ぎ足で向かいました。
彼がドアを開けてくれる瞬間まで、手足は震えていました。そして、部屋に入った途端、彼の胸に顔を埋めてワンワン泣いちゃったんです。「もう接客できないよ。怖いよ。話せないよ。もうやだよ。」って言いながら・・・。
彼はすごくビックリしていたけれど、私をギュッと抱きしめて言ってくれたの。
「もう接客はするな。もう我慢しなくていいよ。泣きたいだけ泣け!ずっとこうしてるから。」って。しばらくヒクヒク泣いてたな・・・。泣き終わった後は眼が真っ赤。
でも、たくさん泣いたらお腹空いちゃって、彼と美味しいディナーを食べる頃にはケロッとしてました。(笑)
きっと、彼と会えたから、彼が側にいてくれたことで安心できたんだと思うのね。
一日中一緒に過ごせた翌日も涙は出なかったし、すごく穏やかに過ごせたから・・・。それでも、別れる時間が近づくとだんだ不安になっていき、次第に眼が潤んでいったの。だけど彼を心配させたくなかったから、我慢して帰りました。
でも、やっぱりダメだった。家に着いた途端に、また涙。自分でも何が悲しいのか分からないけれど、とにかく、次から次へと流れてくる涙はなかなか止まりませんでした。翌朝も、出勤前にひと泣き。そして出勤後、友人の顔を見た途端、堰を切るようにして涙が・・・。
その後は、8/31の日記のとおりです。
この日初めて、”彼氏”という存在の前で感情を露わに大泣きしました。今まで弱い部分を見せたことがなく、ましてや泣くことなんて決してなかったのに、彼の前では自然に振舞え、素のままの自分を見せることができたんです。
彼は、私は気が強くて甘えないタイプだと思っていたらしく、とても驚いていました。この日以来、ひなは徐々に泣き虫に、そして甘ったれになり、今では、「会った頃は、こんなに甘ったれで泣き虫なんて全然思わなかったのに。なぁ、ひな〜?!」と、いじめられてます。(/_;)クスン
8月31日の日記より
1年半ほど前に、今の仕事に転職しました。
それまでは、ずっとホテルウーマンとしてバリバリ(?)働いてたんだよ。それも、ブライダルサロンで!初めてブライダルに配属された時は、まだ結婚式にさえ出たことがなくて、何も知らなかった。先輩にレクチャー受けて勉強したものの、日本の結婚式はいろいろとしきたりも多いし、婚礼プランの内容も複雑だったから、独り立ちした時は本当に心臓が飛び出るくらいドキドキして頭の中真っ白になりそうなのを、アンチョコ見ながら必死で接客したのを覚えてる。(笑)
だからこそ、初めて独りで説明して、案内して、契約してくれて、打ち合わせを担当したカップルの式が無事に終わった時は、本当に嬉しくて感動しちゃった!挙式のリハーサルを見て泣いちゃったりしてね・・・←ひなは結構涙もろいのです。(T_T)
退職するまで何組の結婚式を担当しただろう?? どのカップルも、今でもよ〜く覚えているけれど、やっぱり初めて担当したカップルが一番の思い出として残ってるかな。
"ホテルと言えばフロント or コンシェルジュ!"と思っていたから、まさか自分がブライダルの仕事に就くなんて考えてもみなかった。でもね、式を終えたばかりの2人の幸せそうな笑顔や式後に届く"ありがとう"の結婚ハガキを見るたびに、この仕事をしていて良かったなぁと思ったよ。
本当はずーっと続けたかったけれど、婚約解消後もこの仕事をするのはすごく辛かった。でも好きだったから、頑張ったの。「自分が結婚する予定だった日が過ぎれば大丈夫!そんな弱い人間じゃない!!」って言い聞かせてね。彼も側にいてくれたから、頑張れた。
それでも、心も体もそのストレスには勝てなかったみたい。
だんだんと、接客するのが苦痛になっていった。最初は普通に話せるし、笑えたけど、ある日突然、お客さんの前に出ると手も声も震えて、話しているうちに息が苦しくなっていって・・・・。
そんな状態が数日続いた後、翌日にブライダルフェアを控えた日の朝、出勤して友達の顔を見た途端に号泣しちゃってね。ずっと「もうダメ!もう接客なんてできない!したくない!もう嫌だ!」って言ってた。
その日はすぐに帰されて、真っ直ぐ彼のところに行きました。彼は予定を返上してずっと側にいてくれて、「これからどうするか、最後に決めるのはひなだけど、ひなが決めた事なら俺は応援するから、頑張れ!」って言ってくれた。
そういえば、この日を境に、彼に対する信頼度がグ〜ンとUPしたなー。(^o^)
その時初めて心療内科に行ったけれど、そこでは薬をくれるだけだったの。薬を飲めば落ち着いたけれど、やっぱり接客はできなかった。初めて会う人と話すのが怖くて、ほとんど仕事にならなかったから、その数ヵ月後にはホテルを退職しました。
病院へは、辞めてから行かなくなっちゃった。ブライダルの世界から離れたことで大丈夫だと軽く考えていたけれど、あの時もっとちゃんとケアしておけば、今また苦しむことはなかったのかもしれないね。でも、後悔先に立たず。
過去があるから今があるし、病気のおかげ(?)で、彼との絆が深まったと言っても過言ではないはず。
今は彼にすごく迷惑かけてるけど、ひなは絶対に病気を治すから、それまでひなのこと支えてください。克服して元気になったら、今よりももっともっと、彼のこと幸せにしてあげたいな・・・(*^-^*)
そしてね、またホテルに戻って、皆の幸せのお手伝いをしたいな。 何だか、しんみり長くなっちゃった。 そう、号泣したのがちょうど2年前の今頃、9月の初めのことだから、夏が終わると何となく思い出しちゃうんだね。読んでくれて、ありがとう。
ひなの結婚体験談2月22日
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