結婚奮闘記

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思いがけないプロポーズ

彼を信じるのはこれが最後。
そう決めて彼の胸に飛び込んだ私。

とはいえ、彼にはまだ「彼女」がいました。
その子とはどうするんだろう・・・という想いが駆け巡るし、その子とは私も彼を通して「知り合い」程度のお友達にはなっていたので、次何かの機会で会うことがあったらどんな顔をして彼女に会えばいいのかわからないでいました。

とはいえ彼には聞き出せないまま数日が過ぎたある日・・・

「彼女と別れたよ。まだうちに荷物を取りにくるだろうけど、これで終わったよ。」と言われました。
正直、複雑な気持ちではあったけどほっとしました。
今度は真剣に考えてくれているのだなと。

それからは仕事の合間をぬって彼とデートしました。

ご飯だけどじゃなく、映画や温泉旅行にもいきました。
11月に私の両親が上京した際には、思い切って食事に誘いました。
私の両親は彼のことをすごく気に入っていましたが「結婚とかそういう話にはなってないから期待しないでよね」と念押し。両親も「そうよね、あんたが振られたら可哀想だから期待しないでおく」なんて話していました。

そんなある日、「えりなって指輪普段しないよね??サイズわかる?」とかなりストレートに聞いてきた不器用なモリさん。笑
クリスマス前だったので、指輪でもプレゼントしてるのかなと思いサイズを伝えました。

初めてのクリスマスは彼のおうちでチキンを食べて本当に幸せを感じたのを今でも覚えています。
でも、肝心のプレゼントは指輪ではなく時計・・・良い指輪がなかったのかなあと思っていました。

年末は大阪旅行に行き、旅行の2日目にモリさんのご両親と会うことになっていました。
それから私は名古屋へ、彼は神戸へ帰省するというプラン。

大阪1日目は海遊館に行って楽しく過ごしました。
ホテルは予約してあるからと事前に言っていたモリさん。

なんとリッツ・カールトンのスイート・ルームでした!!!!!
夜景が綺麗でこんな贅沢していいのかと夢見心地。
一度、ディナーのために着替えて部屋を後にしました。
レストランも素敵で料理も美味しくて・・・この人を信じて良かったー、そんなことを思っていました。


お腹もいっぱいになったのでホテルで休むことに。
再度、あの素敵な部屋に戻ると・・・


なんとハートの風船が40個!!
ベッドにはバラの花びらでハートが形作られていて、
その真中には指輪、手紙、そして可愛らしい絵本が置いてありました。

そこからバックミュージックまでかかり(実は彼が自分で流していた。笑)、
私はあまりの驚きでわたわた・・・・

「えええええええ、え、え、私どうすればいいの???!」と言うと、

「まず、指輪開けて」と言われて、震える手で箱を開けると、バレリーナと名付けられた私にはもったいなほどに輝くダイヤモンドの婚約指輪が入っていました。

そして、柄にもなく書いてくれた心のこもったお手紙を読んだら涙がボロボロこぼれてきました。


「いろいろあって付き合うことになったから、えりなは不安に思っていることがたくさんあるだろうなというのはわかっていた。結婚は付き合うことになった時に決めていたから、早くプロポーズして安心させたかった。」と言ってくれました。


本当に、夢に描いたようなプロポーズ。



ちょうど1年前、12月29日の出来事でした。

えりなの結婚体験談12月21日



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