友達としてのライン
合コンの日のことを、星君から聞いたまっきぃからメールが来ました。 「泣いてたって聞いたけど…大丈夫か?」 という内容でした。それに対して私は辛くなってしまった。
心配して欲しくって、星君を止めなかったのに、心配されて、辛くなっていたんです。
自分勝手を理解しつつも、どうにも気持ちの波は止まりませんでした。 「まっきぃが優しさだけで心配してくれてるのなら、もういいよ」 とあてつけの様なメールを返し…もうだめだろうな、と思っていた頃、 「俺、良くないことしたのかな?」 と返事が来ました。
何も、言い返せなくなってしまった。 相変わらず、まっきぃは優しかった。 その優しさを、独占したかった。私だけに向けてほしかったんです。 でも今、私に向けられている優しさは、私を思ってではない。 罪滅ぼしなんだろうかと思うと、苦しくてしょうがなかった。 苦しいけど、心配されることはやっぱり嬉しかった。 気持ちはずーっとシーソー状態でした。
まっきぃは優しいけれど、後一歩踏み出さない優しさなんだと感じていました。それは、私が何に辛く思っているかより先に「ごめんな」といってしまうから。まっきぃは、私と距離を縮めようはしていないんだ…と。
返事を返せないでいると、まっきぃからメールが来ました。
「形だけで、心配しているつもりはなかった。ゆう☆は大事な人だ。でも恋人同士にはなれない」
見た瞬間、ものすっごい脱力感でした。もう終わったんだ。そもそも、自分でまいた種でした。もう少し、穏やかに彼に思って貰えるように努力できたかもしれない。彼の好みどおりに、変われるように。
けど、私の性格がそれを拒否していました。自分らしさを失ってまで、彼のためだけに…とは、できないだろうと。 だから、決めました。 「いつものゆう☆に戻ること」
それ以来、私がいつもどおりでいれば、何の問題もなかった。ちょくちょく、仲間も一緒に飲みに行ったり、電話したり、一緒に就職活動のエントリーに行ったり…。友達としてのラインさえ崩さなければ、心地いい関係でした。
ゆう☆の結婚体験談1月31日
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