|  恋人のはじまり
 彼とお付き合いが始まった日です。
 一緒に食事に行って、なんだかもやもやしていたのは私だけではなかったようで。次の日彼からメールが来ました。
 
 「とても楽しかったよ。一緒にいるととても楽しいけど、34歳の男性はどう写ってるのかな?」
 
 うーんって考えちゃいました。
 どう・・・・って。やっぱりよくわかりませんでした。
 それに、それはこっちが聞きたいことでした。
 だから、質問返ししちゃいました。
 
 「34歳の男性には25歳の女性はどう写ってますか?」
 
 すると、「とても魅力的ですよ」って、メールが帰ってきて。
 
 うれしかったけど、なんだか素直に喜べなくて。
 「赤面するのでやめてくださーい。おやすみなさい」
 って、一方的にメールを終了しちゃいました。
 
 それから何日かたって、彼に食事に誘われました。
 「赤面する顔が見たいから」って。
 
 なんとなく展開が読めたので、実は行くかどうか悩みました。
 自分の気持ちがまだよくわかっていなかったから。
 
 でも、私は彼と食事に出かけました。
 私の仕事が終わるのを待ってくれていて、そのまま小さなレストランへ
 (今思うと、彼はお仕事をそうやって片付けてたのでしょう?)
 
 楽しく食事をして、それから少しドライブ。
 
 なんとなく会話が途切れたころ
 
 「付き合ってくれないかな?」
 
 と彼。
 
 「・・・・・・・・・・」
 
 沈黙してしまった私。
 
 「休みも会わないし、いろいろあるし、でも、二人でいたい。時間はどうにでもなるよ」
 
 彼はそういいました。
 
 「・・・・・・・・・・・・」
 「・・・・・・・・・・・・」
 
 考えさせてくださいって言おうかなーと思ったんだけど。
 プロポーズされてるわけじゃないしなーと思っていたら。
 私の口は勝手に動き出し
 「はい。あらためましてよろしくお願いします。」
 と、言っていました。
 
 もちろんほんとに勝手に口が動いたわけじゃないんですけど。
 
 彼のことが大好きー!!って感覚ではありませんでした。
 でも、惹かれてる。それは本当でした。
 
 そういえば彼もそのときは、「好きだよ」とか言ってくれなかったなぁ。
 
 その言葉はあとからおねだりして言ってもらうことになるのです^^
  みかんの結婚体験談  2月5日
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