本当にサヨナラ
彼には何も期待しない。
そう心に決めて、なかなか寝れない夜を過ごした翌朝、
「昨日は変なこと言ってごめん。忘れて。」と言ってきたモリさん。
何なの?何なんだーーーー!!! と心の中で叫びつつ、少しほっとした私。
なんとなく、彼も葛藤しているのかな、そんな風に、今思えば都合のいい捉え方をしていた私。 完全に好きになっていたんですね。
はっきりさせたい関係だけど、はっきりさせたら終わってしまう。 それをわかっていたからこそ、何も言えませんでした。
約一か月後に控えたサルサの発表会が終わるまでは、このままでいよう。 そう心に決めました。
無事にサルサの発表会を終えた後、私の気持ちのモヤモヤは最高潮に。
ある夜、彼の家へ向かいました。
私が彼に、どんな関係か問いただすのをわかっていた彼は、冷静に答えました。
「えりなのことは好きだけど、まだ学生を卒業したばかりじゃん。 これから社会に出て楽しいこともたくさんあるし、、、 でも俺は本気でそろそろ結婚しなきゃと思ってる。
ごめん、正直、えりなを結婚相手に見れないや。」
わかっていたけど、悲しい現実を突き付けられました。
そう言われても、この関係を続ければ彼の気も変わるかもしれないなんて、甘っちょろい考えも同時に頭によぎりました。
彼にとっても可愛いくて、仕事のバリバリできる彼女が出来たのは、それから間もなくでした。
本当のサヨナラでした。
えりなの結婚体験談12月23日
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