かるい気分転換

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不妊治療で３％を100％にしたジャガー横田

夜のニュース番組は、主にワールドビジネスサテライト（WBS）を観てます。
その流れで、「怒りオヤジ」という番組を観ました。
世間からは「ダメ人間」の烙印を押された一般人を芸能人がお説教する番組。

最初は用事していて、あまり真剣にテレビを観てなかったんだけど、
なかなかためになる温かいお説教に途中から聞き入ってしまいました。

今回、お説教する人はジャガー横田。
ダメ人間は、歌舞伎町でキャバ嬢している若い女の子。
どうやら彼女にはセフレが６６人いるらしく、そのうち何人かに貢いでいて、
バツイチで、会わせてもらえない自分の子どもがいるらしい。

それなりにお洒落はしているんだろうけど、
美人とも可愛いとも言えず、上品さのかけらもない彼女。
見た目にもダメ人間だとわかります。
「どうせ、私の気持ちなんてわかんないわよ」オーラが出まくってます。

セフレの数は自慢になりません。
ダダでやらせてくれるのなら、喜んで飛びついてる男はいっぱいいます。
それはモテる事とは違います。もてる女はやらせなくても夢中にさせる女です。
女の子の身体はそんなに安くて軽いものじゃないよ。もったいない。
なんて言われなくて本人もわかっているだろうし、自業自得なんだけど、
こういう娘をみると可哀想でたまらなくなります。


ジャガー横田のお説教が始まりました。
激しく怒ると思っていたのに、頭から怒りませんでした。
ちょっと感心して、ここから釘付けになって見てしまいました。

ジャガー横田は、まず彼女をねぎらいました。
自分はプロレスばかりしてきたから、年だけ食って経験が少ない、
私よりも世間を知っているあなたに逆に教えてもらいたいくらいだ、
キャバクラってつらいこともたくさんあるだろうけど、学べることもあるんでしょ？
キャパクラのことを教えてよ
と彼女に問いかけていきます。

彼女は自分のことを認めてくれる人かもしれないと安心したのか、
少しずつだけど自分のことを話し始めます。
キャパクラでの仕事のこと、セフレのこと、自分の子どものこと。

ジャガー横田は話を聞きながら、少しずつ説教をはじめます。
あなたが風邪をひいた時、いったい何人の人が見舞いに来てくれるの？
２〜３人かな。
あなたの身体のことを心配して来てくれるの？
わかんない。でも、やらせなきゃ来ないと思う。
それはあなたのことを思ってない。
こんな感じでお説教。

彼女のような娘は、親に愛された記憶のない人が多いんだけど、
こんな風に自分の話を聞いてくれて叱ってくれる人は初めてだったのか
ジャガー横田の話に真剣に耳を傾け、最後は顔つきまで変わってきました。

自分の子どもに会うことは諦めていた彼女にジャガーは言います。
私は高齢だったし、子宮筋腫も見つかって、妊娠の可能性は３％だと言われた。
でも、３％は０％じゃない。可能性はあるんだと思って諦めなかった。
可能性を信じていたら３％が１００％になったんだよ。
私は１００％にしたよ。３％を１００％にしたんだよ。
だから諦めないで欲しい。
自分のことを大切にしてくれない男に貢ぐくらいなら、
自分の子どものために貯金してあげなよ。
お母さんが子どものことを思っていた証を残してあげなよ。
いつ渡せるかわからないけど、その日が来ると信じて。

さっきまでえっちが大好きと豪語していたキャバ嬢が泣きまくります。
すっかりお母さんの顔になってしまい、「根本的な何かに気づかされた」と感謝します。

最後にジャガーは言いました。
私は４０歳過ぎてから気づいたことがたくさんある。
４０歳になるまで気づかなかったことが恥ずかしくなることもあるけど、
ずっと気がつかないよりましだと思う。
気づいてからでも遅くないから、これからは自分を大切にして。

とこんな感じ。
多少、違うかもしれないけど、こんなような話をしていました。

彼女のような娘さんは頭から怒ったらダメなんだよね。
自分の存在を認められた経験の無さが自信を無くしているんだから、
否定してしまうと逆効果なんだよね。ふむふむ。

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