momocafe

HOME 恋愛占い お問い合わせ

1999年から悩み相談室を運営しています。
相談室は参加型の掲示板になっています。皆様の知恵や経験が力になっています。よかったらお力を貸してください。

スポンサーリンク




島根県海士町の「よそ者、若者、バカ者」

サタずばで、日本海に浮かぶ離島の小さな町、
島根県海士町の町づくりが紹介されていました。

地方交付税の削減、借金の拡大で、地方の自治体はどこも苦しんでいますが、
海士町の財政悪化も深刻で、一時は島が破綻する寸前まで悪化していました。
人口の減少も激しく、戦後は7000人近くいた人口も2400人まで減り、
とくに若い世代が島から離れ、超高齢化の過疎の島になりました。

4年前、全国各地で平成の大合併が押し進められる中、
海士町の町長(山内道雄)は、これでは島が潰れてしまう!
と危機感を抱き、合併ではなく自立の道を選択しました。

住民と議会と行政が一緒になって、島の自立促進プランを策定しました。
町長は「自らの身を削らない改革は支持されない」と給料を50%カット。
そんな町長を見て、職員も議員も教育委員会も自発的に給料をカットしました。

カットした給料で捻出した税金は、子育て支援に回しました。
例えば、3人目の保育料は無料、4人目には出産祝い金として100万円。
住民の意識も変わりました。
住民の方からバス料金の値上げの申し出があったり、補助金が返上されたり、
自分たちに出来ることはないか、町のみんなが考えるようになりました。

そして、なんとわずか4年で、全国から多くの人が移住する町に成長し、
しかも引越してくる人のほとんどが働き盛りの若い世代で、財政も好転しました。


町を活性化させるためには、『よそ者と若者とバカ者』が必要なんだそうです。

よそ者は、地元の人間が気づかない外の目を持っています。
若者は、若さというエネルギーを持っています。
バカ者は、強い思い、破天荒な発想、熱烈な実行力を持っています。


山内道雄町長は、その3種類の人間を島に呼ぶことに力を注ぎました。

●サザエが豊富な島で島民が当たり前に食べてきた「さざえカレー」を商品化し、
年間3000万円の収入に繋げた商品開発研修生の若者達。

●東大を卒業し、Uターン者と共に島の伝統的な塩作りを復活させ、
海士町ブランドの塩として都内の高級ホテルに出荷する事業を立ち上げた若者。

●クリエイターを目指すバンタンデザイン研究所の若者に、
課外授業として島に滞在させて、島のCM映像を制作してもらいました。


「お金がないからできない」という職員に町長は一喝しました。
お金を作るために考え出されたのが、「海士ファンファンド」です。

海士ファンファンドで集めた金は、海士町で起業する人の資金援助に使います。
この海士ファンファンドがまたユニークで、一口50万円で元本は町が保証。
その元本は7年後に返済され、その間は利子として毎年約15000円分の
海士町でとれた海産物などを現物支給してくれるそうです。

元本は保証され、しかも美味しい海産物が食べられるなんて、
お金に余裕があれば、ぜひ投資したくなるファンドです。
島外に出資を募ったところ、あっという間に予定された資本金が集まったそうです。

海士町に移り住んできた、よそ者と若者とバカ者達は、生き生きしていました。
東京や大阪で働いていた頃より仕事はハードだけど楽しいと笑ってました。
その若者達がまたアイデアを出しあい、アイデアがアイデアを呼んでいるようでした。

・「後がない島」から「挑戦の島」へ(日経の特集)
・小さな島の挑戦 (隠岐國海士町の経営指針PDF)
上にリンクしているサイトにさらに詳しい情報があります。

山内町長は、見た目は優しそうなおじいちゃんでした。
でも、頼りになるかっこいい町長さんです。
上(自分)が変われば、下(周り)も変わっていくんですね。

11月8日




理系出身者が多いサイゼリヤの理系戦略



サイゼリヤのイタリアンプリンです。
先日、はじめて食べました。

ギャル曽根ちゃんが、ランキンの楽園という番組で、
イタリアンプリンがおいしいと絶賛していたので。

サイゼリヤのメニューは全部で70種類。合計26169円。安い!
ギャル曽根ちゃんは、そのサイゼリヤのメニューを番組で全て食べてました。
森三中の大島美幸ちゃんが隣でギャル曽根にメニューのアドバイスを。
彼女は、ダンナの鈴木おさむ氏とここをよく利用しているそうです。
金持ち夫婦が通うほどサイゼリヤはおいしいのかとびっくりしました。

ギャル曽根が選んだ美味しいランキングは・・・。
 1位 プリンとティラミスの盛り合わせ 399円
 2位 プロシュート(2枚入り) 399円
 3位 若鶏のグリルディアボラ風 499円
 4位 ディアボラ風ハンバーグステーキ 499円
 5位 フレッシュトマトのスパゲティ 499円

放送翌日はギャル曽根効果で約3割も伸びたそうです。
テレビが凄いのか、ギャル曽根が凄いのか、サイゼリヤが凄いのか・・・。


全国に775店舗にあるサイゼリヤ。その年商は828億円。
外食産業が苦戦している中、業績も絶好調です。
そのサイゼリヤの番組をまたしても観る機会がありました。
「がっちりマンデー!!」という日曜朝の番組です。

サイゼリヤ創業者の正垣泰彦社長が出演していました。
東京理科大学卒業。理論物理学専攻のバリバリの理系ボーイ。
ちょっとオタクが入ったユニークな社長です。
サイゼリヤを「理系のオチこぼれが集まった会社」と説明していたけど、
サイゼリヤの取締役は12人中なんと8人が理科系大学出身でした。

企業戦略も理系ならではでした。
水の分子同士が最も強く結ばれた状態になるのは摂氏4度です。
野菜に含まれた水分が漏れずに新鮮な状態を保つため、
収穫後は大急ぎで摂氏4度の車内トラックに運び、
加工工場に運ばれた野菜はすぐさま機械でカット。
摂氏4度の状態でお店に運び、摂氏4度の在庫室で保管します。

ややこしいけど、ようするに美味しいサラダを提供するために
最も適正温度である摂氏4度にとことん拘っているみたいです。

サイゼリヤの厨房では一切包丁を使っていません。
ほとんどの料理が調理済みなので、
厨房ては温めたりドレッシングをかけるだけなんだとか。
だから、サイゼリヤの厨房はたったひとりで回るそうです。

畑に手間をかけて、厨房の作業は楽にする。
疲れないで、楽をすればもっともっと大きくなる!
これがサイゼリヤのこだわりのようです。
調理の腕で料理を提供するお店とは一線を画していました。


私のサイゼリヤの興味はますます湧き、
そして、先日、念願だったサイゼリヤデビューしました。
というほど大袈裟なことじゃないけど(笑)。

ギャル曽根オススメのプリンとティラミスの盛り合わせではなく、
写真のイタリアンプリンだけ食べました。
食べた感想は甘かったです。
とくにカラメルが甘かった。でも好きな甘さでした。
サラダは海藻サラダを注文しました。
たしかに野菜はみずみずしく感じました。
ただ、ドレッシングの量が多くて、体重が気になりました。

そんな感じで、サイゼリヤデビューを果たした私ですが、
その数日後、ピザからメラミンが検出されたというニュースが・・・。
ピザは食べなかったけど、デビュー直後だったので複雑でした。

今までメラミンは食品に使うものではないが日本の常識です。
今回、サイゼリヤは自主検査をして発見したわけだけど、
中国での事件がなかったら発見されなかったかもしれないわけで、
また他の企業はどうなのか考えると恐ろしくなります。

ところで、サイゼリヤは会議をしないそうです。
理由は、会議をしてみんなで決めると責任が不明確になるから。
決めるのもやるのも、やる人の責任!
社長は内部に対して一切の責任を負わない。
社長が追う責任は会社の外部に対してだけ。

と語っていたサイゼリヤの正垣泰彦社長。
今回の事件で頭を下げている社長は有言実行でした。

それにしても、残念なのは、ピザ代の返金詐欺です。
食べてもいないのに食べたと嘘をついて返金を要求し、
金儲けしようとする人がいるのは残念なことです。

10月25日




子は繁盛なのに、日経平均株価は暴落?

日経平均株価が一時1万円を割り込みました。
株は上がったり下がったりするものですが、下落が止まりません。

株が上がっているときは、このままずっと上がり続けていくような錯覚を覚えます。
しかし、株が下がる時は、上がる時とは違い、少々複雑であります。
下がりはじめは、きっと戻ってくる!と根拠のない期待を抱きますが、
今回のような暴落が続くと、底なし沼のように下がり続ける気がして弱気になります。

良い結果の占いは信じて、悪い結果の占いは信じない心理に似ています。
どん底のどん底になって、やっと結果の悪い占いを信じるところも似ているかも。

株価が下がりはじめの頃に冷静な判断ができる人が損をしないように、
日頃から耳の痛い話もちゃんと聞ける人は、傷口を広げないのかもしれません。
理屈ではわかるけど行動に移すのは難しい。賢人になるのはなかなか難しいです。



ところで、株には面白い格言がいろいろあります。

辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑う、
亥固まる、子は繁盛、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる。


今年は子年。
格言によると、「子は繁盛」です。
「ねずみ算」と呼ばれたり、「ねずみ講」と呼ばれたり、
とにかくねずみには、どんどん増えていくイメージがありますが、この有り様です。
戦後の日経平均株価の騰落率を十二支ごとに集計してみても、
子年の暴落率は、十二支の中で最も高くなっているんですよね。


ただ干支で見ると、今年の下落は納得できます。
十干十二支には、60通りの組み合わせがあり、60年で一回りします。
今年の干支は、戊子(つちのえ・ね)です。

その「戊」と「子」を陰陽五行に置き換えると、「戊」は「土」になり、「子」は「水」になります。
「土」と「水」の関係を見ると、相剋の関係です。
「土」は「水」の流れをせき止め、相性はよくありません。
つまり、「子は繁盛」という動きを「土」は止めてしまうのです。

60年前を振り返ってみます。昭和23年戊子年は、
片山哲内閣 → 芦田均内閣発足 → 吉田茂内閣 と政変の年でした。
昭和電工事件(贈収賄汚職事件)で逮捕者64人。福井大地震が発生しました。
あまり明るい出来事はありませんでした。

そういえば、戊子年は、地震や水の事故が多いそうです。
集中豪雨(ゲリラ雨)が多かったのも関係あるかもしれません。
ジュセリーノの地震予言に振り回されているのも関係あるのでしょうか。

こういう年は、水回りをキレイにするといいそうです。
台所、お風呂場、おトイレをピカピカに磨くことで運気は上がるようですよ。

最後に、私の好きな株の格言を。
相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ。
どん底の時こそ、チャンスは生まれるのかも。

10月7日




徳島県上勝町の高齢者の葉っぱビジネス

朝起きたとき、やりたいことがあるって大切。
何もやることがないのは恐ろしいことだ。
(いろどり社長・横石知二)


おばあちゃんの葉っぱビジネスで大成功した過疎の町が、
テレ東のカンブリア宮殿で紹介されていました。

葉っぱビジネスの年商は2億6000万円。
中には、年収1000万円を稼ぐおばあちゃんもいたり、
立派な豪邸を建てているおばあちゃんもいました。

葉っぱビジネスは、新聞や雑誌でよく特集になっていて、
私も何度か読んでいたので、おばあちゃん達の活躍は知っていましたが、
動くおばあちゃん達を映像で見たのは初めてだったので感動しました。


徳島県上勝町は、四国一小さな町で、人口は約2200人。
その45%が65歳以上。徳島県で高齢化率トップの町です。
マイナスイメージが多い高齢化ですが、上勝町はそれが誇りで、
その町に暮らすおばあちゃん達は、とっても元気なのです。

おばあちゃん達は、山に生えた葉っぱを売っています。
葉っぱは、高級料亭やおすし屋さんなどで、料理に添える葉っぱです。


見たい情報はおばあちゃんも見たい!!

おばあちゃん達はパソコンを使いこなします。
テレビでは、86歳のおばあちゃんがテキパキこなしていました。
パソコンで、全国の市場情報を収集し、自らマーケティングを行い、
葉っぱを全国に高値で売りさばくのです。
パソコンの使い方は、ほとんど自分で覚えたそうです。
社長曰く、見たい情報はおばあちゃんも見たいのです。


おばあちゃんには競争させろ!!

パソコンには、いろんな情報が詰まっています。
自分が、町で何番目に売ったか順位もわかるようになっていて、
おばあちゃん達は、その順位を確認するのが毎日楽しいらしく、
順位が上がっても落ちても、燃えてくるみたいです(笑)


朝起きたら、やりたい事がある!!

上勝町の医療費は、全国平均と比較してもとても低いそうです。
毎日、山で身体を動かして働いていると、元気になります。
収入も増えて、税金を納める高齢者も増えたそうです。

腰の曲がったおばあちゃんは言ってました。
「高齢者だって働けるだけ働いたら政府も助かるでしょ」って。
凄すぎます、おばあちゃん。


おばあちゃん達の働きぶりは、とても素晴らしいのですが、
私が、一番感動したのは、おばあちゃん達が植えている苗木の話。

おばあちゃん達は、葉っぱを摘みながら、苗木も植えています。
でも、おばあちゃんの寿命を考えると、若葉を見ることはできません。
自分のためにならない苗木を植えている理由を
「なんでわざわざ植えているの?」と尋ねると、
「子や孫の世代のために夢の種まきをしている」と答えていました。

夢の種まきですよ。夢。夢。
おばあちゃん、格好良すぎます。
おばあちゃんの思いが後世にも届きますように。

7月28日



entry

category

スポンサーリンク


link

XML