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「JIN−仁−」お龍(東風万智子・真中瞳)

私だけ幸せになどなれるわけがないではございませぬか。

咲ちゃんは健気だなぁ。
第2話では仁先生や仁友堂メンバーに気づかれぬよう金策に走り、
第3話では野風と未来に気を遣ってプロホーズを断る。

仁先生はそんな咲の本心に気づいているのかしら。
あ〜じれったい。だからいいんだけど。

あちきはこれより女子の幸せは全て手に入れるつもりでありんす。
故にこれより先の心配はご無用でありんす。


野風も仁先生のために、仁先生への気持ちを押し殺して
フランス人のだんなと一緒になったんだろうね。
そんな野風の気持ちに気づかぬ仁先生。んもう〜。

残酷で優しい未来

残酷で優しい未来って何なんだろう。
仁先生が大事に持っていた、未来との2ショット写真。
ご先祖様である野風が結婚しても、写真が戻らなかったのは、
仁と未来が、未来(みらい)で会うことはないと意味なんだろうか。

咲ちゃんが仁先生のプロポーズを断るとき
「いずれは未来に帰るお方」と仁先生に言っていたけど、
未来に戻ると、咲にそっくりな人がいて、
江戸で結婚しなかったから未来で結ばれるとか、だったりして。
いずれにしてもプロポーズを断ったシーンは伏線になりそうです。

しかし、大沢くんの笑顔は少年のようにキュート。
あの笑顔は罪だわ。惚れちゃうよ。

第4話の出演者の名前を見ていたら市川亀治郎さんの名前が。
龍馬伝では龍馬を暗殺する役でしたが、
仁では龍馬を守る中岡慎太郎役なのですね。

そして公式サイトの予告に裸姿のお龍さんらしき人が。
東風万智子さんという女優さんみたいだけど、真中瞳さんが改名したみたい。

1月20日




TBS日曜劇場「JIN−仁−」続編の視聴率

TBS日曜劇場「JIN−仁−」の続編が始まりました。

さすが「仁」。仕事は丁寧だし、コンセプトがしっかりしているし、前作からのぶれは全く感じない。だから、スタートした瞬間から「仁の世界」にどっぷり浸ることができました。

第一話(人は人でしか救えない)ですが、何度、私を泣かせれば気がすむのよ〜というくらい泣きました。心に響くセリフがたくさんあったんだよね。今だから心に響くセリフが。

僕達は当たり前だと思っている。
思い立てば地球の裏側に行けることを。
いつでも思いを伝えることができるを。
平凡だけど満ち足りた日々が続いていくことを。
昼も夜も忘れてしまったような世界を。
でも、それは与えられたものだ。


もし、第一話の放送が3月10日だったら、別のことを感じていたかもしれません。一瞬で多くの命が失われ、一瞬でたくさんの家が失われ、一瞬で大切な人を失い、一瞬で大事な思い出を失い、一瞬で苦労して手に入れた物を失い・・・、当たり前のことがどんなに幸せなことか教えられた後なので、ぐっさぐさきました。

死んだら笑えないんです。
生きてなきゃ笑えないんです。


喜市ちゃんのこのセリフも泣いたでありんす。喜市ちゃんが言うからぐっとくるんだよね。ちゃんと前作を生かし前作から繋がっているところがすごいと思います。

もう一遍生まれてきたい。
そう思える国にすることじゃき。


龍馬のこのセリフも効いたなぁ。国を動かす者の志としては基本だよね。でも、忘れちゃうんだろうな。龍馬は久坂玄瑞から思いを託され、国への思いを固めていきます。この解釈も流れも上手だなぁと思いました。

内容は120%満足。新メンバーの役者さんもみなさん適材適所だったと思います。西郷どんは雰囲気でてたし、市村正親の佐久間象山は「江」の明智光秀より迫力あったし、麻生母の痩せっぷりもすごかった。脚気患者を演じるために体重を8キロほど落として撮影に臨んだそうです。みなさんプロですね。ただ、ひとつだけ欲を言えば、主題歌は平井堅ではなくMISIAのままがよかったかな。そのうち慣れてくるかしら。

初回の視聴率は23.7%。
関西地方では27.2%でした。
すごい。大河ドラマもびっくりです。

写真はJIN‐仁‐完結編のオフィシャルガイドブック
来週は仁先生が苦しそうでしたがどうなるの〜。
2時間見ちゃったら1時間じゃもの足りないよ。

1月19日




JIN続編2011年!西郷隆盛の藤本隆宏

JINの続編が決まったでありんすよ〜。
(ありんすは花魁用語です)
続編の放送は2011年4月クールのTBS日曜劇場でありんす。

JINの公式サイトに、大沢たかお、綾瀬はるか、中谷美紀、内野聖陽のコメントが掲載されていました。

続編への思いをそれぞれ語っていたんだけど、大沢君のコメントを引用します。

「『JIN-仁-』続編への挑戦は、僕の俳優史上で最も大きな決断です。続編の制作というのは、本当に勇気がいることです。ですが、続編で描こうとしているストーリーを読んだとき、前回出演を決めた際のときめきと同様、もしくはそれ以上のときめきを感じて「これは逃げられないな」と思いました」

ドラマ仁は、ギャラクシー賞、マイベストTV賞グランプリ、橋田賞などの国内や海外の賞も含めて現在までに23冠もの賞を獲得していました。それだけ評価されたドラマなので、続編への期待も自然と膨らんでいくわけで大変そうです。そんなプレッシャーの中、逃げないでくれてありがとう。うれしいでありんすよ。

続編には、西郷隆盛、徳川慶喜、皇女和宮、そして坂本龍馬とともに暗殺される中岡慎太郎も登場するらしいです。キャストも気になる。

2011年4月追記

西郷隆盛役の藤本隆宏さん。
坂の上の雲にも出ていたけどいい役者さんですね。
調べると本競泳選手でバルセロナ五輪代表でした。
西郷隆盛は私のイメージの西郷どんにぴったりです。

6月9日




フライデーに「JIN -仁-」の打ち上げ写真

今さらなのですが、『JIN -仁-』の最終回を観ました。

もし、リアルタイムで観ていたら、怒り爆発していたと思いますが、
出遅れて観たおかげで楽しめました。

謎を解かぬまま終わったと聞いてたので、
恭太郎が咲を勘当するシーンも、
咲が仁のもとへ走っていくシーンも、
野風と仁のキスも、
龍馬が仁の秘密を聞こうとしなかったことも、
ひとつひとつが愛しく切なく感じることができました。
だから、モヤモヤ感よりも、終わったことが寂しいです。

坂本龍馬が野風に「まだ雪になりたいか?」と問いかけると
「まっぴらごめんでありんす。これからは己の足で行きたいところに行くでありんす」
と野風は答えていたけど、これって、第9話で、仁が火事場へ向かった後、
「雪になりたい。雪になれば、いつでも先生の肩に落ちていける」
と言ってたから、龍馬はあえて野風に質問したんだよね。

最終回は、ここからボロボロ泣き。
仁先生も泣いていたし。もらい泣き。

大好きな彼女を自分の失敗で植物状態にしてしまい、
その彼女とそっくりな人が目の前にいて、性格まで似ていて、
もし、私が仁先生の立場なら、別れる自信はないです。
別人だとわかっていても、未来が変わってしまうとしても、
「行かないで、そばにいて」と言ってしまいそう。

でも、野風の旅立ちを見送ることが、仁先生の旅立ちで、
過去の失敗や後悔から自由になれるということなんだよね。たぶん。

それにしても、見事なまでの放置プレイでした。
そりゃ世の中には、説明できなことがたくさんありますよ。
だからといって、どれひとつ謎を説明してくれないなんて。
みのもんたを誘惑してた徳川慶喜は全く出てこなかったし・・・。
最初の設定と大きく変わってるんだろうな。

せめて、最後の『えっ?』の一言がなければ、
エンディングの余韻に浸れたのに。
たとえば、野風さんが手習いの道を選んだから、
未来(みき)は教師になったのかなぁとか。
『えっ?』がモヤモヤ感を増長させるんだよね。



話変わって、フライデーにJINの打ち上げの様子が載ってました。
綾瀬はるかのほろ酔い写真や大沢君と内野君の談笑写真がありました。
坂本龍馬でない内野聖陽がかっこいいの。汚くない内野君。
大沢君もそうだけど、いい感じの年の重ね方してますね。

続編は作らないらしいけど、作って欲しいです。
また会いたいでありんすよ。

《追記》

9月16日発売の「フライデー」に内野聖陽のスクープが掲載されてました。
ビューン(iPod)で見られるので見てみました。
一般人女性とのキス写真と飲酒写真が掲載されていました。
言い訳できないくらい、はっきりキスしてるのがわかる写真。
しかも舌を絡ましているような濃厚なキス。
彼女は助手席から飛び出し内野くんが座っている運転席に。
胸を触っているような写真もあったしちょっとショック。
相手の女性は結婚されているみたい。
内野くんも一児のパパだしW不倫。
飲酒運転はこんなに厳しくなってるのに・・・。
仁の撮影は大丈夫なのかしら。ちと心配。

12月29日




JIN -仁-最終回の感想は寂しいでありんす

来週はとうとう『JIN -仁-』の最終回。寂しいでありんすよ。大河ドラマのように1年間続けてくれないかしら。


第10話は咲ちゃんと一緒に泣きました。仁先生との別れのシーンが健気で。その前に一生懸命写真を探している姿が愛らしくて。
ラストの仁と龍馬にも泣かされたし、野風もそうだけど、みんながみんな「逢いたくていま」の歌詞にぴったりだから、MISIAが流れるとまた泣いてしまうでありんすよ。

『ここにいて』とそう素直に泣いていたなら
今もあなたは変わらぬまま 私の隣りで笑っているかな


うぅぅぅぅ。咲ちゃんはきっとこう思ったはず。
仁がこのまま江戸にいたら咲と結ばれそうなんだけど、
最後まで未来に一途であって欲しいと思う自分もいて、
もう、仁先生、みんなとくっついちゃいなよ、と思っちゃう。
野風も咲も立場は違えど、自由がないのは同じで、
好きですと自分から好きな人に飛び込んでいけないんだよね。
だからといって選択できる仁先生が幸せかというとこれまた苦しそうで、
好きな人から想われないのも悲しいけれど、
誰かひとりを選ばなければならないのも切ないですぅ。


坂本龍馬の暗殺。史実は龍馬33歳の誕生日。
それを伝えるか伝えないかで葛藤するのかと思ってたのですが、
仁の存在によって、歴史の針が進み、龍馬暗殺が早まったのですね。
それにしても、内野龍馬の殺陣のシーンはさすがでした。
仁先生の手術シーンと同じように仕事人でかっこよかったです。
最終回で、龍馬はどうなっちゃうんだろう。
現代にワープした包帯男はやっぱり坂本龍馬なんだろうか?
注射針や麻酔などを現代から持ち去る知識は龍馬にはないと思ってたけど、
仁先生をあんなに近くで見ていたらそれも可能かなと思ってきました。
だんだん近づくホルマリン君の謎も気になるし、最終回が待ち遠しいです。

そういえば、朝ズバの番宣に出演していた小出恵介くんが、
みのもんた氏に「徳川慶喜の役がまだあいてる」と教えていましたが、
徳川慶喜は誰がするんだろう?
ということは、大政奉還あたりで終わるのかしら。

公式ページにクランクアップの写真がアップされてました。
大沢たかおが泣いてて、またつられて、うるっと。
どこまでも感情移入しまくってます。

12月14日




野風が乳がん(仁)江戸時代の乳癌摘出手術

第9話はあまり萌えませんでした。
江戸の町は燃えていたけど。

話の展開が早すぎて、だからセリフも臭く感じました。それでも面白いんだけどね。予告の作り方がうまいから気持ちが高揚します。

でも、仁と龍馬、咲と野風の関係はどんどん深まりいい感じです。よく考えると、咲と野風にとって、仁先生は初恋の人なんだね。
ふたりの愛情表現は正反対で、
咲は、奥手で消極的、でも心は強い子。
野風は、大胆で積極的、でも心は弱い子。
弱い人ほど強がってしまうんだよね。


時は、その流れを変え始めたのだ。
きわめて、残酷な未来へと。


残酷な未来は、やっぱり写真から姿が消えたことでした。
でも、仁先生が野風のおっぱいを触ろうとしたら、消えそうになっていた未来の姿が戻ってきたから、未来(中谷美紀)の未来は、野風のおっぱいと関係あるのでしょうか?野風が乳がんだから?

乳がん患者はライフスタイルの西洋化が原因で増えたので、江戸時代はまだ乳癌を認知されていない気がしていたけど、1804年に乳癌摘出手術に成功していました。しかも、この手術は麻酔を使った初めての手術らしく、手術した華岡青洲先生のWikipediaには、世界で初めて乳癌の麻酔手術を行い、実際の事例として行われた世界最古の麻酔手術、と書いてありました。日本ってすごいです。

というわけで、野風がしこりを自分で見つけられたことも納得できました。それにしても、もし野風の乳癌が定めだとしたら、ミキの未来を考えると野風は救ってはいけないんだよね。それとも救ったほうがいいの?こういう葛藤は切ないでありんすよ。

坂本龍馬の暗殺も早まりそうな予告でした。
仁と龍馬の関係が好きなので、これまた切ないぜよ。
iconの最終回まであと2話です。寂しすぎます。泣。

12月8日




JIN再放送じゃなくて総集編(ダイジェスト)

『JIN -仁-』第8話を見ました。
内藤と亀田で疲れてしまい、今回は1回しか見ませんでした。予告は3回みたけどね。

内藤と亀田は、実況があまりにも亀田寄りに感じ、だんだん腹が立ってきて内藤の応援に燃えてしまいました。内藤の鼻が痛々しくて・・・。奥さんやお母さんは見るの辛いんだろうなぁ。

さてさて仁です。来週は、いよいよ包帯男の謎がわかるのでしょうか?現代にタイムスリップしてきた包帯男は土佐弁訛りだったから、ずっと坂本龍馬だと思っていたけど、昨日の予告を見ていたら、なんとなく仁先生のような感じがしてきました。でも、それじゃあ仁先生がふたりいることになるし変だよね?

今回(第8話)はラストの写真も見せてくれなかったし、エンディングの語りも意味深だったし、気になるぜよ。(写真は原作JINです)

そして、時は、その流れを変え始めたのだ。
きわめて、残酷な未来へと。


どんな未来なの?気になるでありんすよ。写真は仁先生が消えていたのかなぁ。
それとも未来(中谷美紀)?あ〜、気になるぜよ。

たまには、みんなの感想も知りたくなり、Yahooテレビの『JIN -仁-』を見てみました。でも、感想を読む前にその評価の高さにびっくりです。2000人近くの人が参加して平均4.89点。ほとんどの人が★5つの5点満点でした。

●JIN               平均4.89点
●LIAR GAME-SEASON2      平均4.00点
●交渉人〜THE NEGOTIATOR〜2  平均3.75点
●東京DOGS             平均3.27点
●ギネ〜産婦人科の女たち      平均2.48点

視聴率の高い他のドラマと比較しても評価が高く満足度は高かったです。

「JIN−仁−」がスタートする前の1分間予告。
ナレーションは提供と同じくエンケンさん(遠藤憲一)。

12月6日日曜日に「JIN−仁−」のダイジェストが放送される予定です。
放送時間は午後2時から午後3時54分まで。2時間の総集編。
1話と2話の録画を削除したことを後悔していたので、
希望としては再放送を期待していたのですが総集編でした。

11月30日




緒方洪庵がヤマサ醤油にペニシリン精製援助を

未来が過去の結果だとするなら、
最善を尽くした結果が悪くなるはずはない。


仁先生(大沢たかお)のセリフです。
そう、未来は過去の結果。
今、この瞬間も、未来を作っているんだよね。

ドラマを観てない人は、ちっとも面白くないだろうなぁとわかっていても、仁を見終わると感想を書きたくなってしまいます。昨日の『JIN -仁-』第7話もやっぱり2度観てしまいました。1度目も2度目もウルウル。

でもやっぱり2度目が泣けます。武田鉄矢の緒方洪庵先生が素晴らしくて・・・大沢君の涙が切なくて・・・泣けました。労咳(結核)は、今なら救うことができるのに。うるうるうる。

人って、自分が知らないところで、守られているもんなんですよね。
気がついてないだけで、知らないだけで、見えない誰かの力によって助けられる事ってたくさんあるんだと思いました。緒方洪庵先生は、仁先生の知らないところで何度もヤマサ醤油の7代目にペニシリン精製の援助を働きかけていました。

仁先生は架空の人なので実話ではないけれど、ドラマの中に出ていた「ヤマサ醤油の7代目」濱口さんは現在の東京大学医学部の基礎を作られた方なので、志高き人であることは間違いありません。国のため道のために、人生を捧げられる人って本当にいらっしゃるわけで、それがみな今の豊かさに繋がっていると思うとただただ感謝なのです。

大人の事情はよくわからないけど、スポンサーでもない「ヤマサ醤油」があんな風に取り上げられたら、ドラマのスポンサーは普通なら面白くないはず。それを承知したであろうと思われるスポンサーさん達の懐の大きさにも拍手なのです。


『天の下に人皆等しくなり』

緒方洪庵先生が別れの場面で語っていた言葉です。福沢諭吉の学問のすすめ?と気になり調べると、福沢諭吉は緒方洪庵の門下生でした。そんな繋がりがあったなんて。洪庵先生ってやっぱりすごい人なんですね。

仁の公式サイトに、武田鉄矢さんのインタビューがアップされてて、そこでも福沢諭吉の話に触れてましたが、手塚治虫の曾祖父も緒方洪庵の教え子だったことが書かれていました。たしかに手塚治虫は医学博士で医者の家系です。緒方洪庵の思いは漫画の神様にも繋がっていたなんて深いです。


『日本を洗濯するぜよ』

坂本龍馬の有名な言葉が、仁先生への手紙で活かされてました。
実際は、坂本龍馬のお姉さん(乙女)に書いた手紙の一文です。
(龍馬伝(NHK大河ドラマ)の公式サイトで壁紙を配布してますが、
 壁紙のデザインが、『日本を今一度せんたくいたし申候』でした)

その龍馬からの手紙を病院(仁友堂)を作るきっかけにするなんてにくいです。
でも、龍馬が暗殺される日が近づいているんですね・・・泣。

近づいていると言えば、今回やっと気がついたんだけど、
包帯男の頭の中から出てきた「ホルマリン君」は、
毎回、ラストで出てきますが、回を追うごとに大きくなってきます。
だんだん近づく「ホルマリン君」。謎だらけのホルマリン君。
何かメッセージが隠されているんだろうね。全くわからないけど。
最終回まであと4回です。JINが終わるのは寂しいです。

11月23日




平成22年10円玉の謎と仁の緒方洪庵の労咳

JIN -仁-の第6話、また2回も観ちゃいました。

1回目はドキドキしながら。2回目はさすがにドキドキしなかったけど、でも、じっくり堪能できる分、感情移入しすぎて、1回目は泣かなかったところで、2回目はウルウル。

まず、泣かされたのは、野風(中谷美紀)が咲(綾瀬はるか)にあてた手紙。《手紙で語られる野風の思い》と《仁先生の命を助けるために走る咲》が同時進行だったので、切なさも倍増です。

互いに互いの存在が羨ましいと思う気持ちは、女子ならきっと痛いくらいわかりすぎると思う。そこに花魁と武家の娘という立場が加わるからまた泣けてきて、《出ることは許されない吉原の門で祈りを捧げる野風》と《仁先生を助けたことを自分の手柄にしなかった咲》の清さに心を打たれました。

次は《仁と緒方洪庵》と《仁と坂本龍馬》のやりとりです。

放っておいても、医療技術や薬は進化すると思います。
わかりやすく利益になるものには、人は皆飛びつきます。
それはとても簡単なことです。

ですが、石を投げられ、私財を投げうってでも
人を助けたいと願う医の心を伝えて行く事は、
とても難しいことだと思います。


洪庵先生のような大きな志を持った人を私も尊敬します。そして、技術よりも志が大切だと身を引くことができる仁先生にも感動しました。しかし、これで終わらないところがこのドラマの魅力で、私利私欲が決して悪ではないことを坂本龍馬に語らせるところが上手いなぁと思って。

欲があるから、進んでいける!
欲は人の生きる源じゃ!


年のせいか私も『欲』がだんだんなくなってきているので、龍馬の言葉はガツンときましたが、坂本龍馬の大きな器を目の当たりにして落ち込む咲の兄(小出恵介)に、小さな器の良さを語る花魁(水沢エレナ)の言葉にもじーんとしました。第六話は表と裏というか光と影というか、2つの対比がとても上手く描かれていたように思います。

《手術するときの仁先生》と《殺されそうになったときの仁先生》の落差には胸きゅん。仕事するときは格好良くて、プライベートは情けなくて、このギャップが女心をくすぐるんだよね。

第7話に向けて気になるのは洪庵先生が吐血したことです。来週はいよいよ緒方洪庵先生の最期なのでしょうか。調べると1863年に亡くなられていたのでそろそろです。龍馬とはまた違った洪庵先生の志の高さが好きだったので、先生に会えなくなるのは寂しいです。

追記.労咳(ろうがい)とは、結核のこと。
明治初期まで肺結核は労咳と呼ばれていました。
ちなみに老咳でも老害でもないです。昔は不治の病でした。


《平成22年の10円玉》、あれはいったい何でしょう?
仁先生の着物から出てきたのか、あそこに落ちていたのかよくわからなくて。
10円玉の出所も気になるけど、平成22年の意味はもっと気になります。

写真の日付は西暦表記でしょ。
そこに元号表記のお金を持ってくるところがうまいよね。くぅ〜。

写真の西暦は変わらなくて、お金の元号だけが変わるって事は、
大政奉還が早まったか、明治、大正、昭和のどこがで歴史が変わったのか、
タイムスリップしてから半年経ったと言ってたから、
ただ単に時計の針が進んだだけかもしれないけど、
他の誰かが平成22年から持ってきたのかもしれないし、
謎が謎を呼んで、私の想像力も膨らんでおります。
しかし『JIN』で変化するのは写真だけじゃなかったのね。恐るべし。

11月16日




仁の主題歌「MISIA逢いたくていま」のPV

仁の主題歌『MISIAの逢いたくていま』のPVが
YouTubeに公開されてると教えてもらい聞いてきました。
HQをクリックすると高画質になります。
大きい画面で見たいときはYouTubeの文字をクリックしてね。

かっこいい〜。聞かせるよねぇ。
改めて書くことでもないんだけどMISIAって歌がうまいね。
和室に敷き詰められた紅葉が、逢いたくていま♪にピッタリ
なんだけど、途中で出てくる武将さんはいなくてもいいような。
舞を舞う花魁さんは綺麗でした。誰なんだろう?

MISIAは、主題歌の打ち合わせの時、プロデューサーから
「原作のコミックスは読まないで」と言われたそうですが、
その時すでに読んだ後だったそうです(笑)。

今後の話の展開はわからないけど、逢いたくていま♪の歌詞は、
仁先生にも、未来にも、野風にも、咲にも、ぴったりだと思います。

11月15日




ペニシリン製造所のロケ地で「納豆禁止令」

  泣いても一生、
  笑うても一生、
  ならば、今生、泣くまいぞ。


ええ言葉でありんす。
第5話の「仁」で夕霧姉さん(高岡早紀)が残した言葉です。
この言葉はドイツの格言だったと思われますがええ言葉でありんす。
私も泣いて暮らすより笑うて一生を送りたいです。

第5話の仁もおもしろかったです。
仁先生の言いつけを守り、一途にカビを探す咲ちゃんが可愛すぎる〜。
咲ちゃん(綾瀬はるか)が差し入れした重箱の中身がカビだらけで
腹を空かした洪庵先生の弟子達の驚いた顔がこれまた笑えました。

気になるのは、緒方洪庵先生の喀血。
予告で血を吐かれていました、泣。
史実ではそろそろ亡くなる時期なので死んじゃうのかなぁ。
黒豆いなりの行列に行儀よく並ぶ先生、荷物を背負って泊まり込む先生、
お茶目で和みキャラなのでいなくなったら寂しいです。
それはきっと仁先生も同じというかそれ以上だから、
もし仁先生が坂本龍馬の暗殺を阻止するとしたら、
洪庵先生の死もきっかけになりそうな気がします。

ラストで見つかった「佐分利」のナイフ。
佐分利は、佐分利祐輔(桐谷健太)のことだよね?
彼はちっとも悪人に見えないです。
誰かにはめられ、罪人の濡れ衣を着せられるのでしょうか。
今までわざと善人に見せているのかもしれないけど、
悪いことにあのナイフを使っていたらショックです。

写真がまたまた変わりました。
写真が変わっても変わらないのがビールの存在であります。
回想シーンでも未来(中谷美紀)はビールを飲んでましたが、
飲んでたビールラベルが古かったから当時のものなんでしょうね。
公式ページの現場レポートによると、「造り酒屋」での撮影中は
お酒の天敵である納豆は食べてはいけない
「納豆禁止令」が発令されているようですし、
気がつかないところで拘りがたくさんあるんですね。

※ペニシリン製造所のロケ地は埼玉県の「釜屋」さん。
釜屋さんのブログで撮影のことが書かれていました。
※江戸の街並みのロケ地は茨城県の「ワープステーション江戸」。
※江戸の街並みのロケ地は栃木県の「日光江戸村」

仁の視聴率が20%を超えてました。
16.5→16.4→17.2→17.2→20.3→20.2→16.8。
すごいですぅ。やっぱりおもしろいと結果に表れるんですね。
来週も楽しみなのです。

11月9日




JINの花魁ことば変換で花魁言葉に変えんす

JIN -仁-の第4話の感想です。

吉原編がはじまり、新たな展開が加わり飽きることなくワクワクしてます。大変大変おもしろいです。興奮冷めやらずでもう一度巻き戻して見ちゃいました。二度見てもやっぱりおもしろいです。

このドラマは、写真の使い方が実にうまいなぁと思いました。

仁先生が現代から持ってきた写真なのですが、この写真に変化をもたらすことによって、現代で治すことができなかった病気を江戸で治していく証にしちゃうし、そうかと思えば、咲ちゃんの仁先生への思いの強さに使ってくれちゃうし、言葉にしなくても写真一枚でいろんな感情を伝えてくれ、いや言葉にしないことで伝わり方を深くしているのがすごいと思いました。

綾瀬はるかの咲ちゃんがホントにかわいいです。ヤキモチの妬き方も揚げ出し豆腐の喜び方もいい表情しているんだよね。ピンクの着物も似合ってました。予告で男の子みたいな格好していたけど来週も楽しみです。もうひとりのサキちゃん、高岡早紀の出番にも期待。野風の先輩にぴったりだし梅毒患者も完璧に演じてくれそう。

枝豆君(喜市)も元気そうでよかった。先週は母ちゃんが辻斬りにあって突然死んでしまったから心配してました。でも、奉公先がちゃんと見つかり枝豆君から黒米君に変身していたからひと安心です。

あと弟子よりも熱心に勉強する洪庵先生もよかったです。純粋に学びたい気持ちもあるんだろうけど、疑心暗鬼な弟子達を引っ張っていくためにも思えたし、どちらにしても志の高さがよく表現できてて感動しました。

武田鉄矢は来年は大河ドラマで勝海舟なんだよね。内野くんの坂本龍馬は、回を追うごとに生まれ変わりなんじゃないかと思えるほど龍馬に見えてくるし、歴史教科書に載ってるようなポーズは似すぎててずるいです(笑)。来年の大河は頭の切り替えが大変ですわ。

そして最後に中谷美紀。完璧な美しさに脱帽です。少し喋らせ過ぎ感はあったけど花魁としての貫禄はあるし、なんといってもあの目力がたまりません。あんな目でじっと見つめられたらやられちゃうよね。子役の子は中谷美紀によく似ていたし(柴田杏花)、不幸な生い立ちを乗り越えた強さを短時間でよく表現できてました。

最後と書いたけどもうひとつ。小出恵介くんのこれからも目が離せません。郭へ売られてきたばかりっぽい娘ちゃんのことを気にしてたけど、遊び慣れてない男が恋するとボロボロになるので心配です。ドラマとしては面白くなるんだろうけど。

JINの携帯サイトに「花魁ことば変換」がありました。PCサイトでも作ってくれればいいのにと思ったら落語検索エンジンサイトに(花魁風に変換)ありんした。なかなか楽しめるでありす。しかし、花魁言葉は、地方から売られてきた娘達のお国訛りを隠すために生まれた言葉であります。身売りされた人のことを思うと変換して楽しいとは遊びにくい。なんとも切ない言葉です。

11月2日




森下佳子のインタビュー(ごちそうさんの脚本家)

JIN -仁-の脚本家である森下佳子さんが、
朝ドラ「ごちそうさん」の脚本を書いています。

初めてのNHKなのに、何度もNHKで朝ドラを書いているんじゃないかと
錯覚を起こすくらい、朝ドラらしい朝ドラで、話もおもしろいからすごいです。

過去の作品は、2作品を除いて全部見てます。
見た作品はどれも面白かったです。

●平成夫婦茶碗 ← 見ました。
●お前の諭吉が泣いている ← 見ました。
●続・平成夫婦茶碗 ← 見ました。
●東京庭付き一戸建て ← 見ました。
●世界の中心で、愛をさけぶ ← 見ました。
●瑠璃の島 ← 見ました。
●白夜行 ← 見ました。
○佐々木夫妻の仁義なき戦い
●MR.BRAIN ← 見ました。
●JIN-仁- ← 見ました。
○とんび
●ごちそうさん ← 見てます。

その森下佳子さんが、ほぼ日刊イトイ新聞で、
半年に一度、ほぼ日スタッフとドラマについて語っています。
彼女のプロ意識が垣間見られてけっこう面白いです。

2009年秋「JIN -仁-」についてのインタビュー
森下さんは、咲(綾瀬はるか)より
野風(中谷美紀)に魅力を感じたそうです。
が〜ん。私は咲ちゃん派なので複雑です。

2011年春「JIN -仁-」についてのインタビュー
JINが海外83ヵ国での放送が決定したことをうけ、
朝ドラか大河ドラマを書いて〜と迫られています。
2年後に本当のことになったんですね。

2013年春「朝ドラ・あまちゃん」について語る森下佳子
「ごちそうさん」の脚本を執筆中にあまちゃんについて語ってます。
やっぱり、あまちゃんの評判は気になるみたい。
「濡らすと当たる」法則もおもしろいです。

10月19日



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