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緒方洪庵がヤマサ醤油にペニシリン精製援助を

未来が過去の結果だとするなら、
最善を尽くした結果が悪くなるはずはない。


仁先生(大沢たかお)のセリフです。
そう、未来は過去の結果。
今、この瞬間も、未来を作っているんだよね。

ドラマを観てない人は、ちっとも面白くないだろうなぁとわかっていても、仁を見終わると感想を書きたくなってしまいます。昨日の『JIN -仁-』第7話もやっぱり2度観てしまいました。1度目も2度目もウルウル。

でもやっぱり2度目が泣けます。武田鉄矢の緒方洪庵先生が素晴らしくて・・・大沢君の涙が切なくて・・・泣けました。労咳(結核)は、今なら救うことができるのに。うるうるうる。

人って、自分が知らないところで、守られているもんなんですよね。
気がついてないだけで、知らないだけで、見えない誰かの力によって助けられる事ってたくさんあるんだと思いました。緒方洪庵先生は、仁先生の知らないところで何度もヤマサ醤油の7代目にペニシリン精製の援助を働きかけていました。

仁先生は架空の人なので実話ではないけれど、ドラマの中に出ていた「ヤマサ醤油の7代目」濱口さんは現在の東京大学医学部の基礎を作られた方なので、志高き人であることは間違いありません。国のため道のために、人生を捧げられる人って本当にいらっしゃるわけで、それがみな今の豊かさに繋がっていると思うとただただ感謝なのです。

大人の事情はよくわからないけど、スポンサーでもない「ヤマサ醤油」があんな風に取り上げられたら、ドラマのスポンサーは普通なら面白くないはず。それを承知したであろうと思われるスポンサーさん達の懐の大きさにも拍手なのです。


『天の下に人皆等しくなり』

緒方洪庵先生が別れの場面で語っていた言葉です。福沢諭吉の学問のすすめ?と気になり調べると、福沢諭吉は緒方洪庵の門下生でした。そんな繋がりがあったなんて。洪庵先生ってやっぱりすごい人なんですね。

仁の公式サイトに、武田鉄矢さんのインタビューがアップされてて、そこでも福沢諭吉の話に触れてましたが、手塚治虫の曾祖父も緒方洪庵の教え子だったことが書かれていました。たしかに手塚治虫は医学博士で医者の家系です。緒方洪庵の思いは漫画の神様にも繋がっていたなんて深いです。


『日本を洗濯するぜよ』

坂本龍馬の有名な言葉が、仁先生への手紙で活かされてました。
実際は、坂本龍馬のお姉さん(乙女)に書いた手紙の一文です。
(龍馬伝(NHK大河ドラマ)の公式サイトで壁紙を配布してますが、
 壁紙のデザインが、『日本を今一度せんたくいたし申候』でした)

その龍馬からの手紙を病院(仁友堂)を作るきっかけにするなんてにくいです。
でも、龍馬が暗殺される日が近づいているんですね・・・泣。

近づいていると言えば、今回やっと気がついたんだけど、
包帯男の頭の中から出てきた「ホルマリン君」は、
毎回、ラストで出てきますが、回を追うごとに大きくなってきます。
だんだん近づく「ホルマリン君」。謎だらけのホルマリン君。
何かメッセージが隠されているんだろうね。全くわからないけど。
最終回まであと4回です。JINが終わるのは寂しいです。

【ドラマ】JINの感想


< ご当地B級グルメベスト30(テレビ東京)

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