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子は繁盛なのに、日経平均株価は暴落?

日経平均株価が一時1万円を割り込みました。
株は上がったり下がったりするものですが、下落が止まりません。

株が上がっているときは、このままずっと上がり続けていくような錯覚を覚えます。
しかし、株が下がる時は、上がる時とは違い、少々複雑であります。
下がりはじめは、きっと戻ってくる!と根拠のない期待を抱きますが、
今回のような暴落が続くと、底なし沼のように下がり続ける気がして弱気になります。

良い結果の占いは信じて、悪い結果の占いは信じない心理に似ています。
どん底のどん底になって、やっと結果の悪い占いを信じるところも似ているかも。

株価が下がりはじめの頃に冷静な判断ができる人が損をしないように、
日頃から耳の痛い話もちゃんと聞ける人は、傷口を広げないのかもしれません。
理屈ではわかるけど行動に移すのは難しい。賢人になるのはなかなか難しいです。



ところで、株には面白い格言がいろいろあります。

辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑う、
亥固まる、子は繁盛、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる。


今年は子年。
格言によると、「子は繁盛」です。
「ねずみ算」と呼ばれたり、「ねずみ講」と呼ばれたり、
とにかくねずみには、どんどん増えていくイメージがありますが、この有り様です。
戦後の日経平均株価の騰落率を十二支ごとに集計してみても、
子年の暴落率は、十二支の中で最も高くなっているんですよね。


ただ干支で見ると、今年の下落は納得できます。
十干十二支には、60通りの組み合わせがあり、60年で一回りします。
今年の干支は、戊子(つちのえ・ね)です。

その「戊」と「子」を陰陽五行に置き換えると、「戊」は「土」になり、「子」は「水」になります。
「土」と「水」の関係を見ると、相剋の関係です。
「土」は「水」の流れをせき止め、相性はよくありません。
つまり、「子は繁盛」という動きを「土」は止めてしまうのです。

60年前を振り返ってみます。昭和23年戊子年は、
片山哲内閣 → 芦田均内閣発足 → 吉田茂内閣 と政変の年でした。
昭和電工事件(贈収賄汚職事件)で逮捕者64人。福井大地震が発生しました。
あまり明るい出来事はありませんでした。

そういえば、戊子年は、地震や水の事故が多いそうです。
集中豪雨(ゲリラ雨)が多かったのも関係あるかもしれません。
ジュセリーノの地震予言に振り回されているのも関係あるのでしょうか。

こういう年は、水回りをキレイにするといいそうです。
台所、お風呂場、おトイレをピカピカに磨くことで運気は上がるようですよ。

最後に、私の好きな株の格言を。
相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ。
どん底の時こそ、チャンスは生まれるのかも。

成功する人失敗する人には理由がある


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