本を読み直して自分の成長を確認する
20代の頃に読んだ懐かしい本を数冊読んでみました。 そのうちの一冊が船井幸雄氏の「プラス発想の視点」。 今は絶版になっています。
本の中に「昔、感動した本を読み直してみよう」というコラムがあり、 本を手に取ったときの自分にぴったりの内容でした。
昔、読んだ本を読んでいると、 かつて何気なく読んでいたその内容が、 実によく分かるし感慨が全く違う。 感じること、感動が、最初読んだ時とまったく違うのである。 しかも、年月を経た本ほど深く感動させられる。 昔、分からなかったこと、 いい加減な解釈をしていたことが実にはっきり分かる。 これらは、考えてみれば当然である。 私自身、日一日と知識や経験がふえ、頭がよくなり、 世の中のことが分かるようになっているのだから、 見方や感動が違って当たり前である。
途中、省略していますが、このコラムではこんな感じで かつて感動した本の読み直しをすすめています。 より昔に読んだ本であればあるほど自分の成長を感じるようです。
たぶん、20代の頃にこの本を読んだときは、 このコラムに感銘は受けていなかったと思います。 今だから再読の意味を深く感じることができるんだと思います。 私も、知識や経験がふえ、少しは頭がよくなったのでしょうか。
それにしてもこの本、1985年〜1991年に書かれたコラム集なのですが、 今読んでも違和感がないというか、時代を感じさせません。 1987年のブラックマンデーの話は、サブプライム問題に似ています。 歴史は繰り返されるいうか、山あり谷ありのようであります。 そんな風に感じるのは、私が成長したからであって欲しいです。
賢者から学ぶ心を豊かにする生き方
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