いい女を演じてしまうアラフォー
帰らないで!!一緒にいたいのっ!
昨日のAround40は、ちょっとときめきました。 面白く感じなくなっていたんだけど、今回はラスト10分に胸きゅん。
ドラマを観てない人には、全くわからないと思うので、 ときめいた所だけ超簡単に端折って説明します。
聡子(天海祐希)は、6才年下の恵太朗(藤木直人)と付き合い始めました。 しかし、年下の彼は、彼女の部屋に遊びに行っても、ただ食事してお喋りするだけで、キスひとつすることもなく、いつも帰って行きます。いつもいつも。
そんな時、不妊治療も仕事も結婚もうまくいってない後輩(大塚寧々)を 慰めようとしていた聡子は、逆に八つ当たりされ、 「先輩は物分りのいい女を演じているだけでしょ。 素直にならなきゃいけないところで」 と痛いところを突かれてしまいます。
すると、聡子は、 「今まで生きてきて、色々傷付いてきた。 好きっていう気持ちだけじゃ突っ走れない。そういう振りくらいさせてよ」 と何とも痛いくらいわかちゃっうことを言ってくれるの(笑)
そして、場面は変わり彼女の部屋。 いつものように食事が終わると帰って行く年下の彼。 だけど、ラスト10分の聡子は今までと違っていました。 いつもの物わかりのいい聡子ではなく、素直な聡子。 帰ってしまった彼を、自分の気持ちに素直になって追いかけます。 そして、彼を見つけた聡子は、
帰らないで!!一緒にいたいのっ。
と叫びます。(ここで私が胸きゅん、笑) 説明が下手だけど、こんな感じ。
アラフォー世代の後半は、心の迷いがなくなる不惑の年であります。 思うのだけど、不惑の年というのは、 迷わないわけではなく、迷ってないふりが上手くなるのかもしれません。
だって、不惑の年くらいになると、自分が迷っていると、 周りの人まで不安にさせることが、増えてくるわけで、 若い頃の素直になれなくて、意地を張ってしまうのとは、 また違った意味で、素直になれなくなってしまいます。
それによって、不穏な波風が立たないという利点もありますが、 幸せな波風も立たないという寂しさもあります。 だから「帰らないで!一緒にいたいのっ」と叫べる聡子が可愛かったです。
まっ、私が一番可愛らしく思って見てるのは松下由樹なんだけどね。 「チンくらいやってよ〜」って私は言わないけど、その気持ち、わかるわ。
【ドラマ】2008年ドラマの感想
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