映画「手紙」の感想(東野圭吾の原作小説)
映画「手紙」を観ました。
監督:生野慈朗 脚本:安倍照雄、清水友佳子 監督:東野圭吾 出演:山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ 公開:2006年11月
泣きました。 よかったです。
《人 殺 しの弟》というレッテルを貼られ、差別され続ける弟の話なんだけど、中盤に出てくる会長さんの深い話あたりからウルウルしはじめ、ラストは玉山鉄二の涙で私も号泣。
沢尻エリカの存在もよかったけど、私は、弟(山田孝之)の友人役の存在が好き。山田君がどんなに差別されても腐らなかったのは、友人の存在が大きいと思いました。ただふたりの漫才は全く面白くなかったけど。でもちゃんと漫才に意味がありました。漫才だったからラストが深くなったように思います。でも原作は違うんだよね?
沢尻エリカの《手紙》ですが、同じ女として彼女の気持ちがよくわかります。もし私が彼女と同じ立場だったら同じ事をしただろうと思います。たとえ憎まれても好きだからできることだと思いました。でも、もし私が山田孝之の立場だったら「いらんことすんな!」と発狂しそうです。自分の事を思ってやった行動だと頭でわかっても許す自信がないです。私ってやっぱ小さい人間です。《許す》って難しいよ。
やっぱり犯罪はダメです。 たとえどんな理由があっても犯罪は犯しちゃいけないと強く思ったでした。犯罪で傷つくのは、被害者家族だけじゃなく、加害者家族も、そして、まだこの世に誕生してない人まで傷つけることになるんだよね。単純なストーリーだったけど深かったです。
ちょっぴりネタバレあり映画レビュー
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