高齢世代と将来世代で差がある生涯純受益額
早起きして朝生(朝まで生テレビ)を見ました。 今月のテーマは『激論!若者に未来はあるか?!』。
若者代表は、渋谷米で話題になってる元ギャル社長以外はみな30代。 先輩世代は、50〜70代。 緊張しているのかあまりにも元気のない若者世代は、 「大丈夫か」と先輩世代にいじられてました。 途中からよく喋る人も現れたけど・・・全体的におとなしい。 たしかに日本の将来が心配に。。。
世代間格差を示す資料がいくつか紹介されていました。 その中の《生涯純受益額》が、格差が一番わかりやすかったので作ってみました。
生涯純受益額は、生涯に政府から受け取る利益と支払う負担との差額を計算したもので、 高齢世代が受け取る《生涯純受益額》は約4875万円に対し、 1984年以降生まれの将来世代の《生涯純受益額》は約4585万円のマイナス。 つまり1億円近い格差が高齢者世代と若者世代では生まれています。
年金受給倍率の格差も大きく、たとえば1940年生まれは、 厚生年金の場合、支払った保険料の6.5倍の年金を受け取れますが、 30歳以下は2.3倍しか受け取れません。 国民年金も似たような感じで、1940年生まれは4.5倍。 30歳以下は1.5倍でした。 こんなに格差があると若者も元気なくなるのもわかります。
今、日本全体の個人資産の6割を高齢者が持っています。 全ての高齢者が潤っているわけではないけど、 なんとかこのお金を回さなければ、景気は良くならないわけで、 どうしたら高齢者がお金を使ってくれるようになるんだろうね。 森永卓郎氏と堀紘一氏は相続税を100%にしたら、 金持ち高齢者は急いでお金を使い出すと言ってましたが、 そのくらい過激なことをしなくちゃいけないのかしらね。
来年は税収より多い国債が発行されそうです。 またしても、選挙権のない将来世代にツケを回すことになります。
ただ、今の技術や知識があるのは先輩世代のおかげであります。 戦後の焼け野原から復興させてくれたのも先輩世代です。 借金を作ったのは先輩達だと責めるのはお門違いで、 借金をさらに増やし続けてた戦後世代に問題があります。 こんな状態では先人達は草葉の陰から悲しんでそうです。 誰かのせいにして文句たれるより動くことが大事なんだよね。
ギャル社長の藤田志穂さんが喋っているところは初めて見ました。 彼女だけ20代だったけど、ハキハキしててしっかりしてましたよ。 元気な彼女を見てると日本の将来が明るく見えてきました。
日日是なんとかなるな2009年後
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