子どもが花粉症にならないための9か条
昨日、横浜で、「スギ花粉症ワクチン開発」という講演があり、 その講演中に、理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの 谷口克センター長が「花粉症にならないための9か条」を紹介したそうです。
【1】生後早期にBCGを接種させる。 【2】幼児期からヨーグルトなど乳酸菌飲食物を摂取させる。 【3】小児期にはなるべく抗生物質を使わない。 【4】猫、犬を家の中で飼育する。 【5】早期に託児所などに預け、細菌感染の機会を増やす。 【6】適度に不衛生な環境を維持する。 【7】狭い家で、子だくさんの状態で育てる。 【8】農家で育てる。 【9】手や顔を洗う回数を少なくする。
花粉症予防には、近代的な暮らしよりも、昔風の暮らしがよく、 清潔にするよりも、不潔にしていたほうがいいってこと?
花粉症を含むアレルギー患者を年代別に並べると ●20歳代は80% ●40歳代は70% ●50歳代は40% ●60歳代は30% 若い世代ほど割合が多くなっています。
兄弟の数とアレルギー疾患発症頻度の関係は、 ●第1子の発症頻度は6.3% ●第2子は4.9% ●第3子は3.1% となり、第2子以降は発症頻度が下がる傾向が見られました。 最初の子は過保護になることを考えると、 親が神経質になりすぎるのはよくないようです。
私がいちばん注目した結果は、下水道などのインフラ整備との関係。 ★下水道などインフラが完備されている所 → 発症率が高くなる ★車の交通量の多い所 → 発症率が高くなる ようするに、不便で不潔な場所ほど発症率が低い。
わたしは花粉症ではありません。 年とってから発症する人もいるから油断できないけど、 今のところ、どんなに花粉が飛んでいてもまったく平気。
花粉症にしないための9か条をみると、当てはまる項目が少なく、 花粉症になっても良さそうな感じなのに、 私が花粉症を発症しなかったのは、 最後のインフラ整備が大きいような気がしてきました。
18歳まで、汲み取り式便所(ポッチャントイレ)の家に育ちました。 バキュームカーが汲み取りに来ると、一緒に掃除するのは私の仕事でした。 これが、ものすご〜く臭いし汚いし、嫌で嫌で嫌でたまらなかったけど、 これで免疫力がアップしたんだと考えると、感謝しなくちゃいけないね。 どんな経験も肥やしになるもんだね。
健康になるためにできること
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