ツレがうつになりまして再放送(ネタバレ)
NHK金曜ドラマ「ツレがうつになりまして。」を観ました。 私の期待を裏切り、よくできたドラマでした。 前回の「コンカツリカツ」よりもおもしろかったです。
なんといってもツレ役の原田泰造くんがうまい! 原田泰造くんは篤姫で大久保利通を演じたときも 役作りのため鹿児島まで行き、資料に目を通したりしたそうですが、 うつ病についても彼なりに勉強したんだろうなと思いました。
原作者の細川貂々さんが「何度も何度も打ち合わせをして、 私たちの納得のいく脚本にしていただきました」 とブログに書いていたように、脚本も演出もよかったです。 45分という短い時間の中で、上手くまとまっていました。
再放送があるみたいです。 ●ツレがうつになりまして再放送 2010年 3月4日(木) 午後8:00〜午後8:45 2010年 3月11日(木) 午後8:00〜午後8:45 2010年 3月18日(木) 午後8:00〜午後8:45
ここからは、ネタバレし過ぎないように第1回目の感想を書いていきます。
藤原紀香ちゃんの妻役がこれまた想像以上によかったです。 放送前は、ぶーぶー言ってごめんよ〜紀香ちゃんって感じです。 私がイメージしていた細川貂々さんとはかけ離れていたけど。
無頓着で自己中で、だらしがなくて面倒くさがり屋で、 仕事も奥さんらしい事もできないダメダメ妻をよく演じてました。 鬱病を患っていく夫に追い打ちかける感じが、これまたリアル。 なんだか褒めてるような感じがしなくもないけど・・・、 でも、几帳面で真面目な夫の嫁が、彼女だったから、 死にたいと言う夫を死なせなかったんだろうな、 と感じさせることができるくらいよく演じていました。
それにしても、少しずつ壊れていく泰造くんに引き込まれました。 お金が払えなくなり、大事なデーターを消してしまったり、 お弁当が作れなくなったり、ごはんが食べられなくなったり、 ちゃんと眠れなくなったり、見ていてつらくなるほどでした。
来週は「夫婦崩壊」。予告で大喧嘩してました。 鬱病は本人はもちろんつらいけど、見守る家族もつらいんだよね。 受け入れられるにはそれなりに時間が必要なんだと思います。 原作は、他の鬱病本と違い、ほのぼのしていたし、 現在の細川貂々夫妻は子宝に恵まれて幸せそうですが、 ここに至るまではドラマのように大変だったんだろうなぁと思いました。
てんてんさんのブログはドラマの話がいっぱいで、 ドラマ撮影の最終回の話もありました。 エキストラとして参加したツレさんは、嗚咽して泣きだし、 いろいろつらかった時のことを思い出したみたいです。 その日の写真がNHKブログにアップされてました。 裏話を知ってしまうとますます次回が楽しみなのでした。
『あとで』は、いい言葉です。 「あ」焦らない。「と」特別扱いしない。「で」できることからやる。 パニックしたときは、生きるヒントになりそうです。
【ドラマ】2009年春ドラマの感想
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