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龍馬伝「上士と下士」龍馬は土佐藩の郷士

●第1回「上士と下士」

大河ドラマ『龍馬伝』がスタートしました。
内野龍馬に慣れてしまったから、福山龍馬に慣れないですぅ。
でも、展開にスピード感があり(ありすぎ?)面白かったです。

龍馬が弥太郎にあげようとした饅頭を横取りした犬が最高でした。
なんとも理不尽なシーンなんだけど笑ってしまいました。
さて、第一回を観てとくに気になったことの感想です。

【上士と下士】

武田鉄矢さんが、大河ドラマ『功名が辻』の出演依頼されたとき、龍馬好きの武田さんは、坂本龍馬の敵役(土佐藩上士)の先祖を演じることに抵抗があるからと最初は出演を拒否されたそうですが、上士と下士の身分差がここまであるとは思いませんでした。脚色も入ってるだろうけど、実際、土佐藩の身分制度は他の藩と比べても格別厳しかったようですね。

ちなみに、上士は、主に山内家の家臣。《家老、中老、馬廻、小姓組、留守居組》に分かれていたそうです。下士は、《郷士、徒士、組外、足軽、庄屋》などに分かれていました。坂本家は郷士株を得て郷士になった家で、岩崎家は郷士株を売却した地下浪人。この地下浪人は土佐藩独特の郷土制度だったようですね。しかし、功名が辻では治めるのに苦労していた山内一豊でしたが、敵だと思っていた相手目線で見ると酷い話になるものです。

【オープニング】

ハゲタカを彷彿させる映像と音楽でした。ドラマは岩崎弥太郎の回想シーンから始まりましたが、岩崎弥太郎がハゲタカに出ていそうな人物なので幕末ハゲタカみたいでした。主題歌が流れると今までの大河とはひと味違い、今風というかこれまたハゲタカ風でした。

カメラはプログレッシブカメラ(通称30Pカメラ)を使っているそうです。大河ドラマでは初めて使っている機材で、このカメラのせいかどうかわからないけれど、映像の動きが激しく落ち着きませんでした。また映像のぼかしは映画みたいで格好いいんだけど、見続けていると変な疲労感を感じました。

【寺島しのぶ】

MVPに岩崎弥太郎役の香川照之を選びましたが、坂本乙女役の寺島しのぶもよかったです。完璧な土佐弁じゃないんだけど、違和感を感じさせない流暢な演技でうまかったです。
プロフェッショナルの特番で、龍馬伝の特集をしていたのですが、福山雅治を叩き起こすシーンで、偶然、福山君のタマタマを叩いてしまった寺島しのぶさんは、痛がる福山くんのそばで「今日は手洗わない〜」なんて言ってましたよ(笑)。

【視聴率】

第一回の視聴率は23・2%でした。
過去の大河ドラマの初回と比較すると(天地人24.7%、篤姫20.3%、風林火山21.0%、功名が辻19.8%、義経24.2%、新撰組26.3%、武蔵21.7% )。すごい番宣だったから微妙なところ。でも風林火山や篤姫には勝っているのでまあまあじゃないかと。上がるといいよね。

大河ドラマ「龍馬伝」の感想


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