曲げられない女の良さに気づいたときは最終回
「曲げられない女」を初めてまともに観ました。
時々用事しながら見てたので、人間関係は知ってたけど、こんなにぐっとくるドラマだったとは、知らなかった。最初からちゃんと見ればよかった。 気がついたときはもう最終回ざんす。
「曲げられない女」である早紀(菅野美穂)には、生まれてから一度も言ったことない言葉がある。それを引っ張って引っ張って、なかなか教えてくれないから、意外な言葉なんだろうとは思ったけど「助けて」だとは。 言われると納得なんだけど想像つかなかった。想像つかなかったけど気持ちはわかるからうるっときた。
私も苦手だ。「助けて」は苦手。 助けて欲しいときほど、ひとりで頑張ってしまう。 恥ずかしいから? プライドが高いから? 素直じゃないから? どれもなんか違う。 うまく言えないけど、人に迷惑や心配をかけるのが嫌なんだと思う。 自分が誰かの重荷になることが、私には重荷になる。 頼られることは重荷じゃないのに、むしろ必要とされて嬉しいのに、 なのに「助けて」と言えない。不思議だ。 でもそんな私にも、いた。「助けて」と言える人が、いた。 ドラマの最後で、早紀(菅野美穂)が日記を書いてた。
人って1回失ってみないと本当に大切なものが分からない。 生きるってもしかしたら余計なものは捨てて、 本当に必要なものを大切にする事かも知れない。
ここで泣けてきた。今も思い出すと泣けてくる。 人生って後になって気がつくことが多すぎる。
自分から「助けて」と言うのはやっぱり苦手だけど、 でも、今だってたくさんの人から助けられて生きてる。 ももカフェだってそう。たくさんの人に支えられている。 私はひとりじゃない。それは忘れちゃいけない。 捨てたらもう二度と戻ってこない。このことも忘れちゃいけないんだ。
すっかり荻原早紀に感情移入してしまいましたが、 早紀の友達の永作博美と谷原章介の気持ちもわかる。 ドラマは、菅野美穂と永作博美と谷原章介との関係がいいね。 ドラマなんだから、現実離れしたっていいじゃない。 最終回は3人で(+子ども達)仲良く暮らして欲しい。
【ドラマ】2009年夏ドラマの感想
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