「江」は「のだめ」の前世なのかと上野樹里
●第2回「父の仇」の感想 ●第2回の視聴率22.1%
大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の第2回を見ました。
原作を読んでるときから感じていたんだけど、「江」と「のだめ」が似ている。映像で観るとますます似ている。脚本家の田淵久美子さんが「江は樹里ちゃんだから」と言ったそうだけど、「樹里ちゃん」というより「のだめ」を意識して書いたんじゃないかと思ってしまうほどキャラが被る。
第2回の「江」も「のだめカラー全開!」でした。 おもしろいけどね。
大河ドラマは半世紀くらい描くドラマだから仕方ないんだろうけど、毎度の事ながら大河ドラマの年齢ギャップはすごい。すごすぎる。第2回「父の仇」は1579年の話でしたが、主要登場人物の年齢を並べてみますと。
●江6歳 → 上野樹里24歳 ●初9歳 → 水川あさみ27歳 ●茶々10歳 → 宮沢りえ37歳 ●お市32歳 → 鈴木保奈美44歳 ●織田信長45歳 → 豊川悦司48歳 ●羽柴秀吉42歳 → 岸谷五朗46歳 ●徳川家康36歳 → 北大路欣也67歳
徳川家康の年の差なんて31歳ですよ。ややこしいけど織田信長よりも年下の徳川家康が年上なんですよ。だけど、北大路欣也の貫禄は徳川家康のイメージにぴったりなんだよね。彼が語るとドラマをきゅっと引き締めてくれるし。たとえば「あの姫は織田様に似ておられる」というセリフも彼だから説得力があり、もし他の人だったら、「そんな短時間でどうしてわかるの〜」と突っ込みたくなったと思う。徳川家康は江戸時代に入っても活躍されるお方だから、多少の年齢ギャップは仕方ないですよね。慣れるしかない。樹里ちゃんの6歳もごくろうさまなのです。そう思うと、のだめっぽい喋り方は彼女なりに幼さを表現しているのかもしれません。
女には女の戦がございます。 女は思うまま生きることができませぬ。 夫を殺され、織田家にあっては裏切り者とそしられても、死ぬこともならず、 抜け殻となって今日まで娘たちと身を寄せ合って生きて参りました。 それがいつまで続くのか。明日はどうなるのかもわかりません。 なれば女の戦は生きること。本日ただいまを生きていくことにございます。
今週も鈴木保奈美が格好良かったです。
大河ドラマお江「江〜姫たちの戦国」の感想
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