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京都祇園の琴花(お琴)は小松帯刀の側室

篤姫です。

琴花は、京都祇園で名妓と言われた芸妓でとても美しい女性だったそうです。
小松帯刀は宴席で彼女に出会い、彼女の明るさに惹かれていきます。
お琴(琴花)にとっても帯刀はかけがえのない存在になり、
帯刀の上洛時には身の回りの世話をしながら献身的に尽くしました。
一男一女をもうけ、大阪で小松が亡くなるとき看取ったのはお琴でした。

篤姫の本を読んでから、彼女の出番を楽しみにしていました。
妾(愛人)の存在は、豊臣秀吉のように女好きなら想像もつくんだけど、
瑛太くんが演じる尚五郎さんは、愛人など作りそうにない好青年です。
その誠実な尚五郎さんがどんな風に惹かれていくのか興味がありました。

原田夏希が演じるお琴は、とっても積極的でした。
その活発さは、篤姫の若かりし頃(於一)に似ています。
「私には薩摩に妻がいるんです」と帯刀が拒否しても
聞く耳を持たず、帯刀の屋敷に押しかけてきます。
しかも周りに味方をつけて。なかなかのやり手であります。

なるほど。
初恋に似た女性、押しかけ女房、という設定なら
尚五郎さんの誠実さもなんとか守られます。
真面目な人ほどその場限りの浮気にできなかったりするしね。

でも、実際の所はどうだったんでしょうね。
1848年に生まれたお琴。
1863年に帯刀と出会い、1865年に小松家に引き取られます。
帯刀と出会ったときのお琴はまだ15歳です。
15歳の少女がそんなに積極的になれるんだろうか。
とも思ったけど、若いからこそ無鉄砲になれるかもしれません。


複雑なのは、正室のお近さんです。
いくら昔の女性は物わかりが良かったとはいえ苦しいと思います。
今風でいうと、単身赴任した夫が他の女性と一緒に暮らすのです。
自分よりも若くて、自分よりもたぶん美しい女性。
自分よりも長く一緒の時間を過ごし、自分よりもたくさん思い出を作るのです。

お近さんが生きた時代は、子どもを産み育てることは女の大役でした。
子どものできなかったお近さんは、どんな気持ちでお琴の出産を
受けとめたのだろう・・・想像するだけで狂いそうになります。


事実は小説より奇なりと言いますが、
お近さんは帯刀の死後、お琴が産んだ息子を養子にして育てます。
それだけでも立派なのに、先に死んだお琴の骨を小松家の墓に埋葬します。

どんだけ心の広い女性やねん。
って感じであります。
いや、それだけ小松帯刀に魅力があったのかもしれません。

お近を演じた「ともさかりえのブログ」が雑誌に取り上げられていました。
その取り上げられた部分は、彼女と瑛太のオールアップ日の日記。
熱すぎて恐いと書かれていました。その一部分を抜粋してみます。

握り合う手の温度や強さだけで、こんなにも伝えあえるんだ。
そこからは、あまり記憶がなく、ただただ彼を見つめていた。
ひとつの呼吸も見失いたくなかった。
ずっと彼を見ていたかった。
カットがかかり、泣きすぎて放心してる私を見た瑛太さんが、
少し笑って向けてくれた仕草を、多分私は忘れない。


ラブレターのようだと書かれていたけど、たしかに熱い!
大河ドラマを観てなかったら、驚いちゃうかもしれません(笑)
でも、観ていたから、こうなっちゃう気持ちもわかる気がします。
宮崎あおいもクランクアップを迎えた日、堺雅人の顔を見て、
「台本に『好き』と書いてあるから、好きになったのではなくて、
自然な感情で私自身が堺さんを好きになったんです。大好きです」

と語っていたけど、1年も一緒に仕事すると惚れちゃうんだね。
たぶんそれは男としてではなく、もっと超えたもののような気がします。

大河ドラマ「篤姫」の感想


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