土よう親じかん秋のスペシャルで性格診断
土よう親じかん秋スペシャル(NHK教育テレビ)は、 視聴者アンケートの反響がすごかったらしく、 今日(12月7日)の15:00から再放送されるみたい。
本放送のときに観たんだけど、なかなか面白かったです。 子育ての鉄則を検証する特集でしたが、 年の離れた部下を育てるときも役立ちそうな内容でした。
◎「ほめて育てる」ってホント? ◎「勉強しなさい」って言ってはいけない? などがテーマ。 覚えている範囲で書いてみます。
●「ほめて育てる」ってホント?は、 まず現役の東大生と未来のJリーガー(Jリーグ選手)に 「ほめて育てられた?」と質問してました。 結果は、現役の東大生は、誉めて育てられた派で、 Jリーグの選手は、叱られて育てられた派でした。
人材育成コンサルタントでコーチングのプロである菅原裕子さんは、 ほめて育てることにギモンを感じていました。 誉めることよりも誉め方が大事だと。 たとえば、お手伝いをしてくれたとき、「えらいねぇ」と誉めると、 誉めないと動かない人になってしまう危険性があり、 誉めるときは人格を誉めるのではなく、具体的に誉める。 お手伝いしてくれたときは、「ありがとう」と労うと、 人の気持ちを考えられるようになるそうです。 子どもの頃に誉めすぎられて、特別扱いを受けすぎると、 会社で特別扱いされないことに不満を抱くようになり、 社会に適応できない人になるので、誉めすぎに注意とのこと。
バレーボール全日本男子代表の植田辰哉監督も、 ほめて育てることにギモンを感じていました。 強い心を身につけさせるためには叱ることが大事だと。 ただし叱り方は注意しなければならなくて、 監督も選手によって叱り方を変えているそうです。 たとえば、みんなの前で叱るとプライドを傷つけるので、 部屋に呼んで1対1で話をするなどの工夫が必要だと言ってました。 また叱るだけでなく、信頼していることも伝えなければならないと。
シンクロナイズドスイミングの井村雅代監督も、 ほめて育てることにギモンを感じていました。 誉め倒してしまうと、自分を完璧だと思い込んでしまい、 誉められ倒して育った子は、伸びなくなるそうです。 精神力は誉めては育たない。 話を聞く勇気を持たせ、相手を思う気持ちを教え、 叱るときは気分でなく愛情をこめることが大切だとのことでした。
●「勉強しなさい」って言ってはいけない?は、 まずはやっぱり現役の東大生に質問していました。 100人の現役の東大生に質問して、 勉強しなさいと言われなかった東大生は66人。 つまり東大生の多くは勉強を強制されていませんでした。 ゲストの室井佑月さんが、 「これって勉強しなさいと言わなければ、 東大に合格できるわけではないんだよね?」 と聞いていたのが面白かったです(笑)
百ます計算の陰山英男先生が副校長をされている立命館小学校が紹介。 番組内では43歳の深谷圭助校長先生が出演していましたが、 勉強は学ぶ楽しさを教えることが大事なんだ、と授業風景を紹介。 言葉を習い始める1年生から言葉に興味を持たせることに力を入れ、 マイ辞書を持つ子ども達が、自分が引いた言葉のページに 付箋をビシビシ貼ってました。ほんとに楽しそうで羨ましいくらい。 一度知識を覚える喜びを知ると、自ら勉強するようになるそうです。
顔に落書きされるCMでお馴染みの家庭教師トライの森山真有先生によると、 大学受験までの勉強は大した内容じゃないんだから親も努力しろと。 家の環境はとても大事で、親は環境を整え、 勉強方法を教え、とにかくほったらかしはダメ! 慣性の法則と同じで、勉強は習慣にさせることだと言ってました。 あと、親が一生懸命生きている姿を見せることや 親が子どもを必要としていることを伝えることも大事だと。
たしかに習慣は大事。 大人になっても痛感します。 習慣になるまでは苦痛だし、一度ついた習慣はなかなか変わらないから。
番組で紹介されていた「トライ式性格診断」をやってみたら、 私は、論理的に物事を考える「知能探求タイプ」でした。 学生時代の自分を思い出して診断すると、 負けず嫌いな子「統率者タイプ」でした。あたってる(^^ゞ。
土よう親じかんと関係ないけど、 陰山英男先生の娘さんは東京大学に合格されたんですね。 しかも広島県の公立高校からE判定から合格したみたい。 娘が東大に合格した本当の理由には、 娘さんの受験体験記も収録されているようで読んでみたいです。
テレビ番組の中で感じたこと
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