ラスト・フレンズでデートDV
デートDVをテーマにしたドラマがスタートします。 暴力をふるう恋人が、錦戸くんだと知り、ちょっと悲しいです。 1リットルの涙で、錦戸くんラブになっちゃったので、複雑です。
デートDVって何ですか?という人もいるかもしれないので、 簡単に説明すると、DV(ドメスティック・バイオレンス)の独身バージョンです。DVは、配偶者、兄弟、親戚など家族から受ける暴力ですが、デートDVは、交際相手から一方的に受ける暴力や嫌がらせのこと。最近は、デートDVが社会問題になっていて、授業で取り上げる学校もあるそうです。
内閣府が発表した調査結果によると、 若い世代の男女の約半数は、精神的暴力を含むDVを受けた経験がある ことがわかりました。こりゃ大変だ〜、と一部の間で大騒ぎになっています。 私も数値を見たときは「そんなに〜いるの〜」とびっくりしました。
しかし、よくよく調査結果の一部を見てみると、 ●「いつも気を使わされる」 被害者は、女性25.4%、男性42.2%。 ●「行動を制限される」 被害者は、女性24.6%、男性18.8%。 ●「メールに返信を出さなかったりして怒られた」 被害者は、男性45.3%、女性32.3%
「気を使わされる」のが暴力って大げさではなかろうか。 もちろん、気を使うのが、“たまに”ではなく、“いつも”であり、 いつも相手の顔色を伺いながら付き合うのは、たしかに精神衛生上よくない。 でも、結婚しているわけではないのだから、そんなに辛いのなら、 さっさとそんな相手とは別れればいいと思うんだけど・・・。
しかし、これは第三者だから言えること。 相手を好きなうちは、なかなか別れられないのが恋であります。 冷たくされればされるほど、燃え上がっちゃったり、 傷つけられても許せたり、意地になったり、無理も我慢もしてしまう。 それが、人を盲目にさせる恋の怖さだもあるんだけど。
ただ、何でもかんでも、デートDVにしてしまうのは、どうなんだろう。 学校での教え方によっては、男嫌い女嫌いになる人が増えて、 ますます結婚しない人が増え、少子化が進むような気がします。
恋人といえども、赤の他人なんだから、気くらい使いますよ。 殴る蹴るなどの暴力は許せないけど、メールの返信トラブルくらい ふたりで話し合って解決するのが、男女交際の醍醐味だと思うけど。 それとも、男女交際にも、マニュアルが必要なんだろうか? マニュアルに頼っているから、コミュニケーション能力は低下するのに。
恋愛して、すねたり、なだめたり、気を使ったり、ケンカしたり、謝りながら、自分の思い通りにならないことがあることを知り、相手を思いやる気持ちを学び、懐の大きな人間に成長していくのが、恋愛のいいところなんだけどね。 そういう良いところまで奪わないように、教育して欲しいなと思いました。
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