前代未聞の聖火リレー
聖火リレーが、まるで障害物レースみたいです。
聖火リレーのランナーに選ばれることって、やはり名誉なことであって、 選ばれた人や家族の人達はハレの日を楽しみにしているんだろうし、 関係者の方々も、トラブルや事故がないように準備してきたんだろうし、 障害物レースになってしまった聖火リレーを見てると悲しくなってきます。
しかし、チベットの人達は、50年間も中国から弾圧され続けてきたわけで、 チベット人が大切にしていた寺院をほとんど破壊され、たくさんの人が虐殺され、 男性は子孫を残せないように断種を強制され、女性は強姦され妊娠。 今では、ラサ市内だけで、600ヵ所もの売春宿があるらしいけど、 肉体的にも精神的にも、どれだけ悔しい50年間だったかは、想像できるだけに、 今回の騒動は、なるべくしてなってしまったのかなと思います。
中国は、今まで何度も台湾問題など政治的な理由で、 オリンピックをボイコットしてきました。 ★1956年メルボルン五輪 ボイコット ★1960年ローマ五輪 ボイコット ★1964年東京五輪 ボイコット ★1968年メキシコ五輪 ボイコット ★1972年ミュンヘン五輪 ボイコット ★1976年モントリオール五輪 ボイコット ★1980年モスクワ五輪 ボイコット これだけボイコットしてきた歴史を見ても、やっぱりこの騒動は因果応報を感じます。
ただ、世界中の人達に、チベット問題がつまびらかになるのは、いいんだけど、 騒動が激しくなればなるほど、拷問が厳しくならないか心配です。
日日是なんとかなるな2008年
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