老子が教える本当の親切とは親切にするなど
31歳山本さん。 役所にお勤めしています。
休日に、同じ年の奥さまと1歳の息子と仲良く水族館に遊びに行きました。 帰宅途中、奥さまが、踏切の前で「倒れている人がいる」と呟きました。 線路の上に倒れている女性に気がついた山本さんは、 奥さまに、「子どもを頼む!!」と言い、遮断機をくぐって線路に入り、 倒れている女性を引っ張るようにして、一緒に線路外に転がりました。
電車の運転士さんは、 2人に気付いて非常ブレーキをかけましたが、間に合わず、 電車は、2人のそばを約100メートル過ぎて停止しました。
二人はタッチの差で無事でした。 電車は、山本さんのつま先から十数センチのところを通ったそうです。 後になって、山本さんは恐くなったそうです。そりゃ恐いよね。
山本さん、かっこいいです。 命がけで、人を助けることができるなんて、すごいです。 奥さまは気が気でなかったと思うけど、惚れ直しただろうね。
老子は、 本当の親切とは、親切にするなどとは、考えもせずに行われるものだ。 という言葉を残していますが、山本さんの親切は、まさにこれです。
血も涙もないような事件が多い中、こういう話を聞くと、心が温かくなってきます。 ちなみに、助けられた女性はお酒に酔っていたそう、飲み過ぎに注意なのです。
日日是なんとかなるな2008年
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