娘の幸せに嫉妬してしまう母親
娘の幸せに嫉妬する母親がいます。 もちろん、全ての母親がそうとは限らないけれど、 心が満たされていない母親ほどその傾向は強いようです。
昔は、娘が結婚する時、反対するのはもっぱら父親でした。 しかし、最近は、母親が反対することが増えています。 娘の将来が心配で反対する母親ももちろんいますが、 夫から愛されてない母親や心が満たされてない母親は、 娘が幸せそうにしていると面白くないのです。
それは、娘が憎いとか嫌いだからとか、そういう単純な理由ではなく、 母親は娘のことを同性であるがゆえに自分の一部だと錯覚するからです。
元大学教授の岩月氏は、「親の七掛け幸福論」と呼んでいましたが、 母親の幸福度を100とすると、娘の幸せは70くらいを願っています。 だから、娘の幸せが70を超えるとイライラし、100を超えると般若になります。 娘の不幸を願っているわけではないので、娘の幸せが50以下になると、 娘に深く同情し、娘のためにハッスルするそうです。
一方、母親に嫉妬されながら育った娘は、 無意識のうちに、母親より幸せになることを恐れます。 幸せになりそうになると、幸せになることに罪悪感を感じます。 そして、自ら幸せを避ける道を選んでしまうそうです。
もし、母親に結婚を反対された時は、 思いっきり落ち込むのもひとつの方法かもしれません。 ただ、娘を思っての反対もあるので、大反対されたときは、 客観的な意見を聞くためにも、他の家族の意見も参考にしてね。
娘の幸せを願うなら、やっぱり夫婦円満が理想のようです。 虐待の6割は、実の母親からの虐待だけど、 心が満たされていれば、虐待なんて悲しい事件は減っていくのです。
不幸が似合う女なんて、この世にひとりとしていません。 不幸の連鎖は、どこかで誰かが止めなくてはならないのです。 女の子は、みんなみんな幸せになっていいのです。 お母さんより幸せになっていいんですよ〜。
人の心は、愛し愛されることで、満たされていきます。 人の幸せを妬むより、好きな人からいっぱい愛されるよう かわいさに磨きをかけることが大切だと思います。
素直になれない複雑な親子関係
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