さかなクンのいじめられっ子とイジメ哲学
ちょっと前に、さかなクンのエッセイが新聞に掲載されていました。 さかなクンが言うには、さかなの世界にも、イジメはあるそうです。
たとえば、広い広い海の中を仲良く群れて泳いでいたメジナを せまい水槽に入れると、イジメがはじまるそうです。 1匹を仲間はずれにして、いじめっ子が攻撃します。 いじめられた魚は、ケガをします。 かわいそうなので、いじめられた魚を救出し、 別の水槽に入れると、残ったメジナたちは、 なんと、また別の1匹を標的にして、イジメるそうです。 助け出しても、助け出しても、いじめられっ子が出てきます。 仕方ないので、今度は、いじめっ子を水槽から出すんだけど 新たないじめっ子が現れるだけで、結果は同じ。 イジメは、永遠に終わらないそうです。
同じエサを食べて、同じ環境に住み、同じ種類のメジナ。 広い海の中では起こらなかったイジメが、 せまい水槽に閉じこめられると、始まるんだとか。
そういえば、動物園で暮らす動物は、 育児放棄をすることが珍しくないそうです。 自然の中で暮らしていると働く母性が、 動物園だと働かなくなるんだとか。。。
遅刻が多かったり、不登校だった都会の子どもが、 ゲームセンターもコンビニもない田舎に山村留学し 自分の祖父母くらいの年齢の人と一緒に規則正して生活をすると 早寝早起きができるようになり、みるみる元気になるそうです。
核家族化&少子化で、昔と比べると、 子どもの数は減り、学校は狭い社会になりました。 地域社会も崩壊し、家庭の中も狭い社会になりました。 逃げ場がなくなり、子どもも大人もストレスがたまってくるんだと思います。
もし、いじめられた時は、できることなら立ち向かって欲しい! でも、どうしてもどうしてつらいときは、逃げる道もあることを忘れないで。 学校なんて、その気になれば、大人になってからも通えます。 人生なんて、その気になれば、いくらでもやり直しはできます。
おさかなくんも、エッセイの中で言ってました。 いじめられている君へ 広い海へ出てみよう!って。 さかなクンらしいアドバイスです。。
賢者から学ぶ心を豊かにする生き方
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