残飯は11兆円。食品廃棄物の発生量
ダイヤモンドに食品廃棄物の記事がありました。
レストランや家庭などから捨てられる生ゴミや残飯(食品廃棄物)を 金額ベースで推計すると、なんと年間約11兆円になるそうです。
11兆円です。 11兆円の食べ物を捨てている。。。。。。。。絶句です。
発生量は約1900万トンですよ、と量を教えられるより衝撃的です。 日本は、こんなに食べ物を粗末にしているのですね。 発展途上国では、毎年、1500万人が餓死しているというのに、 なんたるもったいないこと・・・。 いったい何万人の命が救えるのか考えると、胸が痛くなってきます。
ようやく原油価格が落ち着いてきました。 でも、ここ最近の物価の高騰は、原油価格の問題だけではなく、 食べ物の神様から、「ええかげんにしろ〜」というお叱りかもしれません。
ドカベンの山田太郎は言ってました。 「一粒の米の中には七人の神様がいる」 きっと怒ってますよ。何人の神様が怒っているんだろう。
最近は、中国産の食べ物が嫌われ、国産の食べ物が見直されていますが、 日本の農業や漁業など第一次産業は衰退しています。
第一次産業全体の収入は、年間約10兆円しかないそうです。 食品廃棄物が11兆円だから、それよりも少なくなります。
食べ物と関係ないけれど、パチンコの売上は年間約30兆円なんだそうです。 パチンコの売上は、それだけ負けている人がいるというわけです。 何に幸せを感じるかは人それぞれだし、何をしても自由だし、 負けていても癒されているのならばいいんだけど、 そのお金をもっと家族サービスに使ったり、食事に気を遣えば、 もっと生き生きしてくるんじゃないかと思っちゃいます。
■心が豊かな人とは、多くのものを必要としない人
昨日紹介した、『偽善エコロジー』の池田先生が仰っていたのですが、
「好きな人がいれば、 1杯のコーヒーでも夢のような2時間を過ごすことができる」
つまり、心が満足すれば人間はそれほど多くの物を必要としないけれど、 心が貧弱になれば、何とかして心の隙間を物で埋めようとする。
食べ物を腐らせてしまったり、食べ物を残してしまったり、 家中に物が溢れてしまったり、流行に振り回されたり、 パチンコに依存してしまうのも、心が満たされていないのかしら。 ただ、満たされていようといまいと、食べ物は粗末にして欲しくないわ。
これからも、命をいただくことに感謝して、 残さないようにきれいにおいしく食べようと思います。
日日是なんとかなるな2008年
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