保育士と幼稚園教諭の給料と平均年収
結婚奮闘記のさきぽんとえみちゃんは同じ年の生まれでした。 仕事も似ていて、ふたりとも子どもを育てるお仕事。 えみちゃんが保育士で、さきぽんが幼稚園の先生です。 意識したわけでなく、全くの偶然であります。
週刊ダイヤモンドが「給料全比較」という特集をしていたんだけど、 保育士も、幼稚園教諭も、給料は高いわけではないんだよね。
●幼稚園教諭の平均年齢が30.5歳。平均年収は333万円。 ●保育士の平均年齢が32.9歳。平均年収は324万円。
今、話題のリーマン・ブラザーズの初任給は650万〜700万円。 仕事の内容が全く違うので、単純に比較はできないけれど、 保育士と幼稚園教諭の給料は、リーマンの初任給よりも少なくて、 ほぼ半分の年収なのであります。
しかし、仕事には、お金だけではなく経験という対価が得られます。
保育士のまひまひちゃんの子育てブログを読んでいると、 やっぱり保育士さんって凄いなぁとしょっちゅう感心しています。 彼女も母親として戸惑ったり悩んだりすることもあるんだけど、 基本は、子どもの目線に立って考えようと努めていて、 保育士としての経験を生かしているように思います。 娘のみっころちゃんが羨ましくなるくらいです。
先日、紹介した『普通の家族がいちばん怖い』の アンケート結果を見ていると、お手伝いさせない親が増えていました。 大掃除やお節など正月準備の手伝いを子供にさせていた家は1件でした。
「一緒にやって子供が思うようにできないとイライラするから」(41歳) 「私だってあれこれ言われてさせられたくないから」(32歳) 「子供に教えたり押し付けるようなことは絶対に言いたくない」(46歳) 「子供と主従関係みたいになって手伝わせるのは嫌なんです」(44歳) 「大掃除なんかしなくても汚くても正月は過ごせると思ってる」(46歳)
とまあこんな感じで、家の中に、家庭内の教育や躾は見当たらず、 お手伝いを通して一人前にできるようになることは求めてないようです。 さらに調査を深めると、自分自身も親の手伝いをしていない人が多く、 「手伝いをさせられた」と答えた人は50代が中心。 驚くことに全体の5%も満たしていませんでした。 お手伝いをしないことが当たり前のようであります。 それもまた信じられないようなびっくりする話でありますが、 噂の東京マガジンの名物コーナーTRY娘がつくる とんでもない料理を見ていると納得する話でもあります。
たしかに私もお手伝いはあまりしませんでした。 「そんなことでは嫁のもらい手がなくなるよ」とガミガミ言われても、 「お手伝いさんのいる家に嫁にいくからいいの」なんて反抗してました。 とはいえ、料理も裁縫も掃除も一通りのことはさせられました。 いつも「させられた感」があったけど、やっぱり感謝しなくちゃいけないね。
私がいうのも何だけど反省の意味もこめて。 お母さんのお手伝いはしたほうがいいよ。 学べるチャンスはあるようでそんなにたくさんないし、 経験はお金では買えないから。
こどもの問題はおとなの問題
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