将来離婚する夫婦はなぜ結婚4年目なのか?
なぜ恋愛の賞味期間は3年なのか。 なぜ結婚4年目で離婚する夫婦が多いのか。
NHKスペシャル『女と男』シリーズの続き。
ワシントン大学の心理学教授のジョン・ゴットマン博士によると、 15分の会話を分析するだけで、その夫婦が4年以内に離婚するかどうか、 85%の確率で予測できるそうです。
将来離婚する夫婦の典型的なパターンは、お互いへの不満を話すとき、 【批判】→【防御】→【相手を見下す】→【夫婦の会話が少なくなる】流れ。 また、会話の中身は、自分の主張ばかり。
相手への不満や不安な気持ちは、率直に伝えればいいのに、 自分が正しいということを保つため、相手を批判するのです。
これは私の勝手な解釈なんだけど、 たとえば、夫が急にお弁当が必要になったとき、 仲良し夫婦なら「お弁当が必要なんだ」と素直に頼めるんだろうけど、 険悪な夫婦の場合は、「どうせ君は作ってくれないよね」とか 「君は朝早く起きられないよね」という風に妻を批判するんだと思う。
「作ってあげますよ〜」と笑って受け流してくれる妻もいるだろうけど、 そんな肝っ玉の大きな女性は残念ながらあまりいない。 多くの妻達は、そんな風に言われちゃったら、面白くないだろう。 「だったら自分で作ればいいじゃない」とか 「なんで私が作らなきゃいけないの」と怒り出してしまうと思う。 そして関係ない話まで蒸し返され大喧嘩に・・・。 そんな事を繰り返していくうちに、頼むことすらしなくなるんだろうな。
夫婦喧嘩を一方的に打ち切るのは、85%が男性でした。 理由は、男性は喧嘩すると、心拍数が早く上がり、 落ち着くのに時間がかかるため。 理性的な対応が出来なくなる中、衝突を避けるため、 本能的に会話を打ち切っているそうです。 たしかに暴力を振るうのも女性より男性の方が多いよね。
会話の内容にも男女差がありました。 女性の会話は、相手の感情を知ったり、自分の感情を伝える会話なのに、 男性は、刻々と変わる状況にどう対応するか問題解決型の会話。 こうした男女の違いがすれ違う原因になるようです。
それを乗り越えるためには、男性が上手に会話を続けることが鍵で、 女性に受け入れられる最大の秘訣は、【女性に質問をすること】。 質問されると、女性は関心を持ってもらえていると感じ心を開くらしい。
これがNHKスペシャルの長続きさせる解決策でありました。 男性だけに努力を求めるところがフェミニスト的だったけど、 女性はなかなか考え方を変えられないから、そうなのかしら。
ただ、考え方や価値観を変えることが出来なくても、 男と女は違う生き物なんだということを知っておけば、 多少理解不能な言動をされても、許容範囲は広がると思うんだよね。
相手の価値観を自分と同じにしようとするから苦しくなるし、 「価値観の相違」という理由で別れてしまうんだと思う。 「好きよ大好きよ〜」の盲目状態を過ぎてから必要なのは、 自分とは違うことを認めてあげる思いやりだと思います。
そして、素直になること。 相手を責めないこと。自分ばかり守らないことね。
【結婚】こまったときはおたがいさま
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