カンテツな女(NHK)再放送を見て惚れた
カンテツとは、 一睡もしないで夜を過ごすこと。
NHKのカンテツな女がおもしろいです。徹夜で働く女性ばかりを密着するドキュメンタリー番組なんだけど、たまたま「テレビ通販会社のコールセンター長」の再放送を見て惚れました。
コールセンターでカンテツしている女性は、アルバイトとして働き始め、派遣、契約、正社員、そして管理職とのぼりつめました。勤務時間は、カンテツですからね、午後9時に出社し、午前9時退社です。
仕事が終わったらファミレスへ行き、朝9時30分にビールをごくごく飲んでるの。そのお姿が豪快でかっこいい。
平成若者仕事図鑑(←この番組も好き)の大人の女性バージョンみたいな番組だったからシリーズ化されているのかと思ったら単発だったみたいでガッカリしていたんだけど、この1月からシリーズ化されていました。残念ながら、第1夜の「美容師」は見逃してしまいましたが、第2夜の「ディスプレーデザイナー」は録画してみました。
ディスプレーデザイナーを密着した日は、銀座の街の装いが一変する12月25日。クリスマスのディスプレーを一夜でお正月に変えていきます。彼女だけでなく、たくさんの人があちこちのショーウインドウでお色直しをしていました。
彼女は、小学2年生と5年生の子どもを持つお母さん、お家の中は少々ごちゃごちゃしてたけど、子ども達は素直そうだし、旦那さんは理解があるというか強い味方だったし、食事だけは手を抜きたくないと美味しそうな料理を作ってたし、自分の仕事に誇りを持っていたし、最初から最後まで感心してしまいました。
しかし、一番興味深かったのは、番組担当ディレクターの質問。
『結婚とか出産とかしないでバリバリ仕事していたら、 世界を股にかけるようなデザイナーになっていたのかなぁとか すごく大きい仕事をしていたのかなぁとか考えないんですか?』
ディレクターブログを見るとアラサー独身女性みたい。 働く女性なら一度は聞いて見たかろう質問でした。 それに対して、カンテツなお母さんは、
『結婚して子どもができると 家族が何ものにも代え難いものだとわかったので後悔はない』
と即答で答えていました。しかも清々しいお顔で。 自分の選んだ道に誇りある人っていい顔してます。
次回放送のカンテツな女、第3夜は介護福祉士、 第4夜は雪を降らせる人、第5夜は居酒屋店長みたい。 「回」じゃなくて「夜」を使うところもおもしろい。 頑張ってる女性を見ると元気もらえるので見る予定。
写真は私が昼間に飲んだビール。 お昼に飲むビールってうまいんだよね。ぷはぁ。
ドキュメンタリー番組で感じたこと
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