映画「ウォーリー」キミはボクのタカラモノ
映画「WALL・E」を観ました。
監督:アンドリュー・スタントン 脚本:アンドリュー・スタントン 公開:2008年12月
ウォーリーはファンタジー映画です。 だけど現代人への警告ともとれるメッセージもあり深いです。
でもね、映画の前半はセリフがほとんどなくて退屈でした。ウォーリーが一目惚れするイヴが登場する辺りから少しずつ面白くなってきたけど、それまでは何度も挫折しそうになりました。でも、見終わると、どっぷりウォーリーの世界にはまってしまい、恋がしたくなり、チャーミーグリーンがしたくなりました。
キャッチコピーは「キミは、ボクのタカラモノ」。 ウォーリーは宝物のために、ただ、ひたむきに、ただただ、ひたむきでした。
もう一度ウォーリに会いたくなり、もう一度見ました。不思議なことに退屈だった前半部分が全く違って見えたんです。この静けさがいい。静かだからこそ生きてくる。
二度目は気づくことがたくさんありました。細かいことに拘っているんだなぁと感動したし、友人のゴキブリ(ハル) を踏みつぶすところやウォーリが自分の身体を修理するところなど後半に繋がるところもいくつかありました。
いろんなことに気づくと、ウォーリーがますます愛しく思えました。
ウォーリーはかわいい。ウォーリーは優しい。一途で健気で見ていて癒される。なのに、なぜかウォーリーを思うと切ない気持ちになる。なんでこんなに切なくなるんだろう。なんか、胸の奥が痛くなる。人間が残していったごみを700年間もひとりぼっちで片付けていてくれたからなのかなぁ。ごみ箱を見るだけで申し訳なくなります。
ひとりぼっちは寂しかったよね。 ごめんよウォーリー。ありがとうウォーリー。
ちょっぴりネタバレあり映画レビュー
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