映画「WALL・E」ずっとひとりぼっちだったから
映画「WALL・E」を観ました。
監督:アンドリュー・スタントン 脚本:アンドリュー・スタントン 公開:2008年12月
どうしよう。 引きずってます。 ニモも、レミーも、モンスターズインクも、トイストーリーも、それなりに感動したけど、こんなことはなかった。
ウォーリーのあらすじなんて1分もあれば語れちゃうほど単純な話なのよ。なのに、何がそんなにいいのか自分でもわからない。
昨日は龍馬伝があった。毎週楽しみにしている。いつもは寝る前に見ているけど、昨日は見なかった。ウォーリーの世界にどっぷりはまっていたくて。このピュアな気持ちの中に幕末のドロドロを入れたくなくて。見たくなかった。私とウォーリーの間に入らないで〜という感じ。というのは大袈裟だけどそのくらいウォーリーラブになっちゃってます。
昨日も書いたけど、初見は前半部分が退屈だった。 でも、今は前半部分が気に入ってる。実はまた見てしまいました。 1度目も、2度目も、泣かなかったのに、3度目は泣いてしまい、 公式サイトで『ずっとひとりぼっちだったから、ずっといっしょにいたかった』の予告を見ただけで、泣けるようになった。 どんだけはまってんねん、と自分で突っ込みたくなる。呆れるやろ?
はぁ〜。なんなんだろう、この胸の痛さ。 恋愛なんて、もう長い間したことないし、人を好きになる瞬間がどんな感じだったのかすっかり忘れちゃったけど、ウォーリーがイブを好きになるところを見ちゃってから、人が人を好きになる瞬間をなんとなく思い出して、切ない。
ウォーリーとイブの間には、「好きだ」とか「愛してるよ」なんて言葉はない。「付き合って」なんて言葉ももちろんない。ただ、ただ、好きな人のために一生懸命なだけ。その一生懸命さがあれば好きは伝わる。言葉なんていらない。あ〜ん羨ましい。私って欲求不満なのかしら(笑)。思い出せば思い出すほど、胸きゅんすることを発見しちゃうよ。
本当は、後半部分もいろいろ書きたいことがあるの。 でも、ネタバレしたくないから我慢してます。 なので、後半部分をすっ飛ばしてエンドロールの感想。
ピクサー作品はエンドロールがいつも面白いけれど、ウォーリーのエンドロールも素晴らしかった。これから見る人に見て感じて欲しいので詳しくは書かないけど、最後の最後までメッセージがちゃんとあった。
国土交通省の研究によると、天ぷら油250ミリリットル(鍋半分)を捨てた水を、魚が住めるようなきれいな水にするには、49500リットルの水が必要になるそうだ。 つまり、汚すのは一瞬でも、元に戻すのは大変時間がかかる。 つまり、汚すのは簡単、戻すのは難しいのだ。
ウォーリーのエンドロールでは、それを美しく表現してくれてる。 たぶん、他にもいろんな仕掛けがあるんだろうな。
ちょっぴりネタバレあり映画レビュー
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