坂の上の雲の制作費は大河ドラマの数倍
福地茂雄会長(NHK)のインタビューが産経新聞に載ってました。 仕事の話と一緒に好きな言葉が紹介されていたのですが素敵な言葉でした。
「好かれようと思ったら、まず好きになれ」 福地茂雄会長の営業の原点みたいなものなんだそうです。
昨日、NHK予算審議(平成22年度)を観ました。 寝ながら見たんだけど、結局最後まで見てしまいました。 知ってる番組の話が出ると面白かったです。
けっこう驚いたのが「坂の上の雲」の制作費。 「坂の上の雲」の1話あたりの制作費は、 大河ドラマの数倍もかかっているそうなのです。
細かな金額については答弁されなかったけど、 むかし、「ジャンル別番組制作費」が公開されたとき、 「功名が辻」の制作費が1本当たり6110万円だったので、 その数倍となると、1話あたり億単位の制作費になるわけで、 ずいぶん贅沢なドラマを観てたんだなぁと複雑な気分に。
NHKの年間予算はだいたい7000億円くらいです。 人件費比率はいったいどのくらいか気になったので、 NHKサイトに公開されている報告書を探してみました。 最新の報告書はどこに書いているのかよくわからなかったのですが、 平成20年度収支予算と事業計画の説明資料(←PDFです)の 37ページに人件費のことが書いてありました。
●平成20年度の人件費 1802.8億円 ●平成20年度の給与費 1290.2億円 ●平成20年度の要員数 10842人
人数で割ると平均の年収がわかるわけですが、 割ってみると1000万円は超えなかなかのお給料であります。 都会に住む知り合いもけっこういい暮らししてるもんなぁ。 東大生の官僚離れが進んでいますが、 バッシングされることを考えたら NHKも就職先としては魅力的かもしれません。
福地茂雄会長が国会で面白い答弁をしてました。 「視聴率を意識しないで作った番組ほど視聴率が良かった」と。 これって会長の好きな言葉に通じるなぁ。 頑張らないで結果が出るわけなくて、結果を欲しがる前に、 原点に戻ることが大事なんだろうなぁと思いました。
「好かれようと思ったら、まず好きになれ」。 忘れないようにしよう。
賢者から学ぶ心を豊かにする生き方
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