龍馬伝の山本琢磨は橋本一郎(役所広司の息子)
●第9回「命の値段」
龍馬伝は9話が今までで一番面白かった。
幕末に男が男に告白するなんて。 「坂本君、僕は君が大好きだっ!」と千葉重太郎(渡辺いっけい)が龍馬(福山雅治)に愛の告白。笑える〜。
龍馬は酒を吹き出して驚いていたけど面白かった。このふたりガリレオでは准教授と助手で立場逆転してた。美女と野獣でも共演してて相思相愛なのか息がぴったり。
弥太郎が土佐の牢屋で、盗難の罪で投獄されたじいさんから経済を学ぶところもよかった。じいさんは弥太郎に「たとえば1文の饅頭。腹が一杯の者は5文でも買わないが、腹ペコの者は10文以上吹っかけても買おうとする。物の値段なんてそんなもんだ。それが商売ぜよ」と熱弁。弥太郎が経済に目覚める原点を見た!という感じで感動。
そして、ドラマが終わった後の「龍馬伝紀行」。 罪を犯して半平太(大森南朋)から切腹を命じられた山本琢磨(橋本一郎)を逃がした龍馬でしたが、いちいちかっこいい。毎回見せてくれる土下座姿までかっこいい。 かっこよすぎるので「どうせ美化した創作だよね〜。山本琢磨は後のなんとかである〜だったらびっくりするけど〜」なんて難癖をつけながら見ていたら、本当に立派な人になっててびっくり。駿河台にあるニコライ堂(写真)の建立に協力した人だったなんて。今度、ニコライ堂に行ったときはもっと真剣に見てみよう。
最後に驚いたのは、龍馬伝の山本琢磨を演じた橋本一郎が役所広司の息子だったこと。似てないから全くわからなかった。映画「劔岳点の記」にも出演していたようで、その時もやっぱり気がつかなかった。それにしても大河ドラマって二世タレントの活躍が多い。山本琢磨も香川照之のようになれるか。
来週は弥太郎が、汚かった弥太郎が、いよいよきれいな弥太郎になるらしい。 まるでみにくいアヒルの子。楽しみ。
大河ドラマ「龍馬伝」の感想
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