瀬尾まいこ「優しい音楽」と佐々木効果
先月、めいちゃんのブログで私を見つけた。 「おっ」と驚き「えへっ」と喜ぶ。 相手してもらえると嬉しい。
私の書いた瀬尾まいこの小説(&原作映画)の感想を読んで、瀬尾まいこワールドにはまったみたい。ただ教えてあげただけなのに感謝され繋がってくれてた(^o^)。そういえば女の子に優しい(冷え、生理痛、PMSなど)「生姜紅茶」を教えてあげたときも彼女は繋がってくれた。相手してもらえると嬉しい。
私は、教えてもらうことも教えてあげることも好きだ。楽しいことはひとりじゃなくて誰かと一緒に味わいたい。おいしいものを食べたら誰かに食べさせてあげたくなるし、おもしろいものを見つけたら誰かに見せてあげたくなる。同じ気持ちを共有することがとても好きだ。
ただ、自分がいいと思ったものが必ずしも共感してもらえるとは限らない。嫌がられる場合もある。負担に思わせてしまう場合もある。だから、相手の顔色を見てすすめるし、相手に余計な負担を与えないよう押し付けないよう注意している。
ここに感想を書くときも同じで、好きな情報があれば拾っておくれ!くらいのスタンスで書いている。意識して距離を置いている。だから、否定されることも嫌がられることもあまりなく、おかげで傷つくこともあまりない。その変わり喜びも少ない。
人と繋がることの楽しさや幸せを味わいたいのなら、傷つくことからも逃げちゃいけないのだろう。人と繋がることの楽しさや幸せに、傷つくリスクはセットなのだ。傷つくのは恐い。とっても恐い。でもだからこそ繋がったとき楽しいのである。
話はがらりと変わって写真の本。 写真の本はめいちゃんが気に入った瀬尾本です。
「優しい音楽」は3つの短編集からできています。表題作である「優しい時間」はタケル君と千波ちゃん、「タイムラグ」は平太と深雪、「がらくた効果」は章太郎とはな子のカップルが登場します。
どのカップルも、普通の感覚だと「えぇぇ」と驚きそうな事情を持っているのですが、そんな特殊な事情を瀬尾まいこが書くと微笑ましい関係に変身です。好きな人のためなら何だってできる!とまでは言わないけど、好きな人のために一生懸命不器用になれるところが微笑ましく気持ちがじわっとあったかくなってきます。
私は最後の「がらくた効果」が好きです。佐々木さんに惹かれてます。佐々木さんを見つけてきた、はな子のセンスにも惹かれます。そして、佐々木さんにはまっていく章太郎にも惹かれてます。大きな事件は無いけれどまったりした時間の流れが心地よいです。
いいなぁ佐々木効果♪と思うのだけど、だからといって佐々木さんと一緒に暮らす勇気は私にはまだないです。だから楽しさを味わえないのかもしれないなぁ。
ちょっぴりネタバレあり本の感想
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