映画「容疑者Xの献身」堤真一と松雪泰子
映画「容疑者Xの献身」を観ました。
監督:西谷弘 脚本:福田靖 原作:東野圭吾 出演:福山雅治、堤真一、柴咲コウ、松雪泰子、北村一輝 公開:2008年10月
おもしろいとは聞いていたけど、実に面白い、おもしろかった〜。映画の完成度は完璧。“完全犯罪”ならぬ“完璧犯罪物語”を見せてもらった感じ。
最初に、誰が誰をどんな風に殺害したか、ちゃんと生々しく見せてくれるの。なのに、最後の最後で「え〜」と驚かせてくれるの。やられた。やられました。松雪と堤真一にやられました。最初から最後の最後まで、松雪と堤真一に感情移入していた私は、「アリバイ崩れないで〜」とそればかり考えながら見ていました。なので、湯川先生に真相を教えてもらったときは、騙された〜という思いでいっぱいに。勝手に思い込んでいるのは私だけど、その思い込みを利用された感じ、くぅ〜悔しい。
ラストは切なかったです。 堤真一も松雪泰子も演技が上手いのよ。
だから、ガリレオ先生(福山雅治)が取った行動は、親友としてどうなの?という思いが込みあげてきたけど、道義的にも物語的にもあれでよかったんだと思う。天才数学者(堤真一)が、完全犯罪の計算はできても、女心(松雪泰子の行動)の計算まではできなかったところが、物語としての切なさを高めていると思うので。
ガリレオシリーズは、福山雅治と柴咲コウが主役だけど、映画では、堤真一と松雪泰子が完全に主役を食ってました。堤真一のモテナイ君は不気味だったし、高飛車な役が似合う松雪泰子の母親役は女性らしくて、二人ともキラキラ光ってました。堤真一のモテナイ君を見て思ったのは、モテナイ男子達も努力で変われるんじゃないかと。やる気と努力で変われると思うよ。
これ、話を考えたのは東野圭吾なんですよね。 映画は原作通りなのかな? 原作の小説は直木賞に輝いた作品。すごいわ東野圭吾。
ちょっぴりネタバレあり映画レビュー
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