ウォーリーに似ている小惑星探査機はやぶさ
はやぶさが、燃え尽きる前に落とした「カプセル」が日本に戻ってきました。
カプセルは焼け焦げておらず、まるで新品のようだったそうです。
はやぶさに心はないけれど、最後の力を振り絞ってカプセルを落としたとしか思えない仕事ぶり。最後に送ってきた写真も泣かせてくれたし、最後の最後まで自分の果たすべき使命を全うするはやぶさ。 最近、「はやぶさ」という文字を見ただけで泣けてくるの。
どこの局だったか忘れてしまったんだけど、はやぶさのニュースを流すとき、WALL・E(ウォーリー)のBGMを使っていた局があったんだけど、はやぶさの健気な働きぶりは、ウォーリーに似てる感じがします。でも、ウォーリーは人間が感動するように計算されて作られたロボットだけど、はやぶさはそうじゃない。人間を喜ばすために作られた物ではない。だけど、人間のために最後まで働いてくれたから感動するんだよなぁ。
はやぶさをはやぶさ君と呼び疑心化している人は多い。オーストラリアのウーメラ砂漠から日本にカプセルを持ち帰ったスタッフが書いたメッセージからもそれを感じます。
はやぶさ、一体君は、100年後の世界の人々に何と語られるだろうか? 「その昔、東洋に日本という島国があって、月より遠い星から塵を拾うという、時間と金の無駄をしていた」と言われるのか。それとも、「今日、人類社会が太陽系の大海原を超えて広がり、隕石の地球衝突を回避して文明の崩壊を防ぐ技術を身に付けるための、小さな第一歩だった」と評されるのか。(全文はこちら)
はやぶさの擬人化を見てると、日本は「八百万の神の国」だなぁとつくづく思います。今、そんなことを言う人は減ったけど、どんな物にも神様が宿ると信じていたので、物に心が宿ると感じるのは自然なことかもしれません。たとえ、教わってなくても、どんな物も人間が心を込めて作っているから、伝わる人には伝わるんだと思います。
そんなわけで、あらためて物を大事にしようと思ったのでした。
日日是なんとかなるな2010年
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