水木しげる「悪魔くん」苦戦!梶原善のモデル
貧乏神に取り憑かれるとドラマまで暗いです。
ゲゲゲの女房は、悪い人があまり出てこないからあったかい気持ちになれるのに、不良図書から子供を守る会や値切る出版社が出てくると暗い気持ちに。集金屋さんまで薄情な人に見えます。もちろん相手の言っていることが正しいのですが、茂さんやふみちゃんまで僻みっぽくなってるし。なんかもやもや。貧乏が悪いような気もするけど終戦時はもっと貧乏だったわけで、これも時代なのでしょうか。
ちょっこしネタバレになりますが、原作を読むと「悪魔くん」も売れないようです。最初は全5巻の構想だったけど3巻で完結してしまったようです。というわけで貧乏はまだまだ続くんですね。
梶原善が演じる「北西社」の戌井慎二は、「東考社」の桜井昌一さんがモデル。ドラマではすごくいい人の戌井さんですが、モデルの桜井昌一さんもとってもいい人だったみたい。悪魔くんが売れなくて辛いのは戌井さんも同じだろうに「売れないからといって気を病むことはありません」といつも励ましてくれたそうです。
水木しげる作品の「眼鏡出っ歯」や「サラリーマン山田」のモデルは桜井昌一さん。貸本業界が崩壊してからもお付き合いは続いたようです。もうお亡くなりになっているようですが、朝ドラに自分が登場してるなんて思ってなかっただろうなと思うと、ドラマの中で頑張っている姿を見ていると、見せてあげたくなるというか見て欲しくなります。
朝ドラ「ゲゲゲの女房」ちょっこしネタバレ感想
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