水木しげる、武良布枝、荒俣宏「ボクらの時代」
ボクらの時代を見ました。
ゲストは、水木しげる先生、夫人の武良布枝さん、荒俣宏さん(荒俣先生は水木先生の弟子。漫画ではなく妖怪の。世界妖怪会議には毎年出席しているそうです)。
水木夫妻はふたり仲良く並んで始終にこにこ笑顔。弟子の荒俣さんとは気心しれているのかふたりともリラックス。水木先生は話の途中で饅頭を美味しそうに食べるし、子どもみたいにマイペース。荒俣さんが「後で食べましょう」と制していたけど、最後は荒俣さんも饅頭を頬張るほど、ほのぼのとした雰囲気の対談でした。 でもちょっこし戦争の話にも触れて、終戦記念日に相応しいゲストでした。
水木先生は戦争で片腕をなくされています。戦争に行った人から見れば、 食べる物があって、着る物があって、住む所があれば、それだけで平和な世の中なのでしょう。戦時中のことを思うと、「無事に呼吸できれば、それで幸せ」と仰っていました。
水木先生の素晴らしいところは、生きている人間とは比較しないこと。「どうして自分だけ片腕がないんだ」「片腕がないから働けない」なんて泣き言は言わないし、奥さまもよく言われているけど、いつも前向きで明るい。だから人も福も集まるんだと思う。 荒俣さんが水木先生に、幸せになる方法を尋ねたときは、 不平や不満のある人は、幸せの基準が高すぎる。 幸福の値段を下げれば、みんなが幸せになれる。 と答えられていました。
水木しげる先生、88歳です。 お兄さんの武良宗平は90歳、弟さんの武良幸夫は86歳。 兄弟3人みな元気です。
ドラマ(ゲゲゲの女房)でも仲良し3兄弟だけど、今でも、兄弟3人で毎日一緒にお茶を飲んでいるそうです。水木先生の健康方法は睡眠、お兄さんの健康方法は水泳、弟さんはゴルフが健康法。「兄弟は他人のはじまり」なんて言う人もいるけど、80歳過ぎてもみんな元気で仲良しなのが本当に素晴らしいなぁと思いました。
おまけです。
同じ日の「TheサンデーNEXT」には、向井理くんが出演。 たまたまチャンネルを回すと発見してしまいどきゅんこ。 徳光さんと対談してました。
向井君がこれまた素晴らしくいい男なの。
途中から見たので、もしかしたらホタルノヒカリの話もしたかもしれないけど、私が見たところは、ゲゲゲの女房の話ばかりでした。徳光さんが「今日、向井君と会うことを68歳の妻と15歳の孫に羨ましがられた。ファンの年齢層が広いですね〜」と言うと、その人気は朝ドラのおかげ。人気と実力は違うから履き違えないようにしたいと答えてました。大人だわ。
向井君が水木夫妻と会ったとき、ふたりは本当に仲が良くて、今でも現在進行形でラブラブになっている水木夫妻を見ていると、見合いからはじまる恋愛もいいなぁなんて思ったそうです。
プライベートな話で感心したのが、あの若さで親に仕送りしていること。向井君のお母さんは中学教師、お父さんは整体師だったそうですが、もう高齢なので面倒を見ているとのこと。泣かせるのが、お金だけ振り込むのは寂しいので、直接会って渡しているそうです。親からするとお金より会いに来てくれることのほうが嬉しいだろうな。
そして、あんなに仕事が忙しいのに、父の日はごはんを食べに連れて行って、大河ドラマが決まったことを報告したんだって。水木先生もそうだけど、向井君も親を大事にする人なんだよね。だから、みんなの心を打つ演技ができるんだろうななんて思いました。
今日は終戦記念日です。写真は靖国神社。菅内閣の閣僚は全員参拝しなかったそうで、終戦の日に閣僚が1人も参拝しないのは初めてだったそうです。寂しい話です。
朝ドラ「ゲゲゲの女房」ちょっこしネタバレ感想
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