ラストフレンズの性別違和症候群
第8話のラストフレンズは泣けました。 瑛太(タケル)が、かっこよかった。 ラストフレンズ風に言うと、 男としてなのか人間としてなのかわからないけど、タケルが素敵でした。
下の紫字は、ラストのタケルのセリフです。 瑠可がカミングアウトした手紙を読み、走って追いかけて、愛を叫びます。 (わたしは走って追いかけるシーンに弱いようです)
でも、それでも、俺は、俺は、俺は瑠可が好きだ! 人間としてか、女としてか、どっちかなんて聞くなよ。 俺にだってよくわからないんだから。
でも俺は、瑠可を支えたい。 瑠可がどんな風に変わっていくとしても、それをそばで見続けたいんだよ。 瑠可を見失いたくないんだよ。
医者から、今の段階では、性同一性障害ではなく、 性別違和症候群の症例にあたると診断されていた瑠可ですが、 瑠可が、カミングアウトした相手に、タケルを選んだのは何故だろう? 何故、心を開いた相手は大好きな美知留ではなかったんだろう?
好きな人の前では、強がっていたい男心なんだろうか。。。 だから、好きな女性よりも信頼できる男友達を選んだんだろうか。。。 女はどちらかというと、好きな人にだけは知って欲しい、と思うからね。 まっ、内容にもよるけど・・・。
どちらにしても、ありのままの自分を受け入れてくれる人がいるのは心強いことです。瑠可はずっとひとりで抱え込んでいたから、味方ができて嬉しかったと思います。だけど、結局、瑠可自身が自分を受け入れなければ、悩みは続くような気がします。たとえ性別適合手術(性転換手術)ができたとしても、女の子として育てられた習慣や記憶まで消えるわけじゃないから、男とか女とか関係なく、まず自分自身を認めることが先のような気がしました。
とはいえ、世の中は男と女で区別されていることが多いから、 そんなに簡単じゃないよね。 簡単に割り切れないと思います。難しいよね。
性別違和症候群だけど、簡単に説明すると、 自らの性別に違和感を抱いている人を性別違和症候群と呼び、 性別違和症候群の症状が重くなると、性同一性障害になり、 性同一性障害の症状が重くなると、性転換症になるそうです。 つまり、症状の重さによって変わるみたいです。 性別違和症候群 → 性同一性障害 → 性転換症。
ラストフレンズの瑠可は、 優しい家族に恵まれ、あたたかい家庭で育っています。 美知留や宗佑のように、親の愛情に飢えているわけでもなく、 タケルのように性的虐待を受けたわけでもありません。 きっと、瑠可がそうなってしまったのは、後天的なことが原因ではなく、 先天的なことが原因だということを強調したかったのかもしれませんね。
ところで、ラストフレンズの裏サイト、まだ行けてません。 やっぱり、マグカップは割れないとです・・・泣。 最終回までにはなんとか割ってみたいものです。
【ドラマ】2008年ドラマの感想
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